ママ友を誘って行きたくなるカフェのような歯医者。名東区の西山歯科

ママ友を誘って行きたくなるカフェのような歯医者、名古屋市名東区の西山歯科

歯科コラム column

『歯石を取ったら歯が削られそうで怖い』 『お掃除されてからしみ易くなるんだけどどうして?』

歯科コラム2022/01/06

名東区の歯医者、西山歯科・院長、岩瀬です。

日常臨床でよく患者さんからうける質問として、

 

「歯石を取る際に歯は削れているのか?」

 

など と質問を受ける事がよくあります。
歯石を取る際には専用の器具や機械を使いますが、歯石をとられている時の感覚がなんとなく歯を削られる感覚と似ているため、もしくは取った後に出る症状からそのように思われる方がいらっしゃるのではないかと考えられます。

 

1.歯石を取る機械や器具

歯石を取る際に使う器具や機械は、歯を削るドリルや器具とは異なるものを使用しています。
機械で取る場合、虫歯を削る時に似た「キーン」という音がなりますが、歯石を取る機械の方は歯が削れるドリルではなく、「エアスケーラー」もしくは「超音波スケーラー」と呼ばれるもので、歯石に細かな振動を与えることによって歯石を弾き飛ばしています。そのため、元々歯を削る機械ではないので、歯が削れるということは決してありません。手用の器具の方も、歯石を落とせる形状にはなっていますが、歯質まで削れてしまうことはありませんのでご安心ください。

また、歯石取りの後に、歯の表面を滑らかにし、歯垢をつきにくくする目的で研磨をすることがありますが、これも同様で、「シリコンカップ」や「専用ブラシ」などを用いて、歯に優しい研磨剤を用いますので、歯が削れてしまうということはありません。

歯の表面がツルツルになるので舌で触った感じがとても気持ちいいと評判なんですよ。

 

2.歯石を取ったら歯に隙間があいた気がする


この訴えは、特にかなり歯石が溜まったのを放置していた方が歯石を取った後によく耳にします。歯石は歯の色に似ていますので、べったりと溜まると歯と一体化した感じになります。
実際のところは、元々歯と歯の間にあった隙間を歯石が埋めてしまっているだけなのですが、それを取り除いてしまうと急に隙間があいたように感じられ、歯を削ってしまったのではないか、と思われることもあるようです。先ほどお伝えしたように実際は歯は決して削っていないですし、削れていませんのでご安心ください。

 

1)施術時の痛みを少なくするためには

 

まず、腫れた歯茎を先に治す事が第一です。
歯石が歯に付着しているのは、その部分がきちんと歯磨きできていない証です。
歯茎に腫れや赤みがある方の多くの場合、歯磨きが上手くできていないからです。
症状が重い場合は、痛みのせいで歯磨きすらもできないことがあります。
歯磨きが出来ないから余計に細菌が好む環境になり腫れる、痛いを繰り返し起こしてします。
歯茎が腫れていると、それが痛みの原因になる他、出血も起こしますので歯石を除去するのにやりづらい環境になってしまいます。

当医院では、このような症状の方には、痛みや炎症が引いてからのクリーニングをおすすめしています。まずは歯ブラシのあて方、磨き方をしっかりと身につけて頂いています。

 

2)歯石を溜めない

 

歯石を長期に渡り溜めていると、歯石は硬くこびりついてしまいます。

硬くなった歯石を除去するためには力が掛かるため、これが痛みの原因になる場合があります。

また、専用の機械を使う場合も、硬い歯石の場合は「エアスケーラー」もしくは「超音波スケーラー」のパワーを高くする必要があるので、振動がどうしても強くなる為、痛みの原因になる可能性があります。

さらに、付着している歯石の量が多いと除去する為の時間も長くかかります。

できる限り痛みが出ないように心がけているので、歯石が比較的やわらかい状態の時に行うと、痛みを感じること無く除去が可能です。

この様な腫れや痛みが出ないように、日ごろからきちんとしたケアを行い、歯茎を正常な状態に治してから歯石除去を行うといいですよ。

 

3.歯石を取った後から歯がしみる

 

歯石を取った後から急にしみると、「もしかしたら歯が削られてしまったのでは?」と感じてしまうかもしれません。
ですが、決してそのようなことはありません。実はこちらも、歯石を溜め込んでいた場合によくある訴えで、それまで歯の表面をカバーしていた歯石が急になくなること、またそれまでついていた歯石が剥がれることで腫れていた歯茎が引き締まり、知覚過敏の症状を起こすことがあります。

このような症状は通常一過性のもので、歯石を取った後、適切なブラッシングを続けていれば次第に症状はなくなっていきます。

心配な方は凍み止めのお薬を塗ったり、樹脂のもので再度自然な状態にコーティングする事でその後の症状を抑える事が出来ます。

 

4.定期的に歯石取りをしましょう

 

もしかしたら、不快症状が出るならば歯石は取りたくないなぁと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、歯石は長く放置すればするほど、このような症状が出やすくなります。そのため、できれば少なくとも半年に一回は歯石取りのメインテナンスを受けるのがおすすめです。

当医院では毎月ケアしている方、3か月に一度、半年に一度などそれぞれの方のペースに合わせて定期的にお口の中のケアを行っております。

ただし、歯石のつきやすさには個人差がありますので、ご自分に合った間隔は相談してください。歯石が少なめのうちに取り除くようにしておけば、後々、痛みが強い、しみ易いなどの辛い思いをすることもなく、気持ちよく治療を受けることができ、歯の健康も維持しやすくなります。

またどうしても痛みが出るのが不安、時間をかけるのも嫌だなとお考えの方がいらっしゃれば当医院では「ホワイトエッセンス星ヶ丘」としてもクリーニングを行っております。
アロマをたいたお部屋で一度で痛みなく、気持いいクリーニングを行っております。

是非一度体験してみて下さい。