名東区の歯医者、西山歯科・院長、岩瀬です。
「歯ブラシだけのケアで充分と思っていませんか？」
「デンタルフロスってやっぱり使ったほうがいいの？」
日々の臨床で患者さんと衛生士さんの会話でよく耳にするやり取りです。
今回は デンタルフロスの有効性 についてご紹介したいと思います。
皆さんはデンタルフロス、もしくは糸ようじ、使ってますか？
もしまだ使っていない方は、普段の歯ブラシによる歯磨きに加えて、デンタルフロスを使うだけで、歯磨きの効率がかなりアップし、お口の健康状態も改善します。
１．歯ブラシだけではプラークが取りきれない？
歯ブラシは、歯の表面を全体的に磨くにはとても良いのですが、実はそれだけでは全体の６０％程度しか汚れ（プラーク）が取り切れていないと言われています。ご存知でしたか？
毎日このような磨き残しが続けば、取り残した汚れ（プラーク）がいずれ、虫歯や歯周病を起こす原因となってしまいます。
実際、歯と歯の間というのは磨き残しが多く虫歯や歯周病が多発する場所であり、ここがみがけていないとせっかく毎日はブラシで磨いていてもあまり意味がないとも言えるのです。
ある研究結果によると
歯ブラシのみでは６１％
歯ブラシとデンタルフロスを併用すると７９％
つまり、デンタルフロスを毎日の歯磨きに併用することで、８割近くまでプラークの除去効果を高めることができるということになります。
毎日デンタルフロスを使うか、使わないかによって、今後10年、20年たった時に虫歯や歯周病にかかるか、最終的には歯がどのくらい残るのか、ということを左右することにもなります。
「人生100年時代」と言われている中で歯の残存数が生活にとても大きな影響を与えます。
２．デンタルフロスが浸透している国は歳をとっても歯が多く残っている
予防歯科の意識が浸透している欧米諸国においては、50％以上使用している国々がある中、日本に関しては１９.４％と、まだまだ使用率は低いです。
このような口腔ケアへの姿勢は残存歯数にも反映されており、アメリカやスウェーデンでは、日本とは違い、８０歳をすぎても多くの人が自分の歯を多く保っている傾向が見られます。
３．デンタルフロスの効果
デンタルフロスには、歯と歯の間の汚れを落とすだけでなく、次のような効果もあります。
１）口臭の改善
歯磨きをしているのに、口臭があるという場合、歯と歯の間の細菌が原因になっていることがあります。実際にデンタルフロスをした後に匂いを嗅いで、匂いが強ければその可能性があります。
毎日デンタルフロスを通すことで、かなりお口もスッキリすることが実感できるでしょう。
２）虫歯の早期発見
デンタルフロスを通すといつも同じところで引っかかる、切れるなどがある場合、歯と歯の間に虫歯が原因のことがあります。
１）詰め物、被せ物の不具合がわかる
詰め物や被せ物が入っているところで引っかかる場合、段差ができている可能性があります。 段差があるとそこから2次的な虫歯になるリスクも上がってきます。
４．デンタルフロスを行う頻度
歯磨きは1日に2〜3回行うことが推奨されていますが、デンタルフロスはその度にやる必要はありません。もしやるとするならば、1日に１回、特に夜寝る前に行うのがおすすめです。夜におすすめする理由は、寝ている間には唾液の分泌が低下し、細菌が繁殖しやすくなるためです。
もしデンタルフロスの使い方がよくわからない、という方は、ぜひ一度歯科医院でブラッシング指導を一度受けてみられることをおすすめします。
☆当医院おすすめのデンタルフロス☆
『ホワイトエッセンス』から販売されている
『クロルフロス50』です。
この『クロルフロス50』の特徴は
１）汚れ（プラーク）再付着抑制に効果のあるクロルへキシジン配合。
＊世の中で唯一配合されている商品です。
2)通常の３倍の細かい繊維がふわっと広がり、歯ブラシでは落としきれない歯の間の汚れをしっかり除去します。
＊600本以上もの繊維からなるマイクロファイバーフロスを使用しています。ドライマウスの方にもとても効果的です。
3)繊維が細かいため、歯と歯ぐきに優しくフィット
＊最高級の繊維の国イタリア産の高品質な繊維を使用しています。丈夫なので使用中に切れにくく、使い易いです。
このような他の商品にはない素晴しい特徴をもっています。
是非一度使用してみてください。
一本でも多く歯を残して楽しいお食事をずっとしていられるといいですよね！！！
