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歯科コラム column

「私って口、臭いますか?」 「家族から臭うって言われたんですけどどうですか?」

歯科コラム2022/02/03

名東区の歯医者、西山歯科・院長、岩瀬です。

「私って口、臭いますか?」
「家族から臭うって言われたんですけどどうですか?」

このような会話も日常臨床でよく耳にする会話の一つです。
今回は 『口臭』 についてお話しようと思います。

 

1.そもそも口臭って何?

 

人それぞれ体に匂いがある様に、口の中にも匂いがあります。

正常な匂いの場合、「生理的口臭」と言いますが、病気やその他の原因で(多くの場合、口の中に原因が在ります)他人に不快な気持を与える匂いとなる場合があります。

それを 『口臭』 と称します。
簡単に言えば、自分以外の人の感じ方で、口臭があるかそうでないかが決まります。

 

2.口臭の原因は?

 

口臭の原因として次の4つが考えられます。

 

1)口腔(口の中)が原因

 

<口臭は口の中の細菌が原因>

口腔で一番考えられるのは歯周病です。過去の研究で歯周病と口臭の間には高い相関性があることが知られています。

歯周病の特徴は歯周ポケットができることです。これは口の中の細菌が一番好みます。
細菌の中でも嫌気性菌は代謝の過程で「硫化水素」や「メチルメルカプタン」を産生します。
これが口臭のもとになります。

歯周病のセルフチェックも必要です。

<お口の中チェックリスト>

①歯ぐきからよく出血する。
②歯ぐきがよく腫れる。
③口の中がネバネバする。
④グラグラした歯がある。
⑤歯と歯の間に食べ物がよくはさまる。
⑥穴のあいた歯がある。
⑦歯の表面を舌でさわるとザラザラしている。
⑧義歯、ブリッジ、冠などが、入っている。
⑨舌を磨いたことがない。
⑩口の中がパサパサしている。

*①から⑤に当てはまる方

歯周病が原因だと思います。
歯周病により、口腔内細菌が活発化し、発生した物質が悪臭を放つことが多いです。

*⑥に当てはまる方

虫歯で空洞ができて、食べ物が入り食べ物が腐敗して、悪臭を放つ。
早期の虫歯の治療で改善が見込まれます。

*⑦から⑨に当てはまる方

歯磨き不良により、歯垢や食物残渣によるものだと思われます。

 

*⑩に当てはまる方

唾液が少ないのも原因です。(口腔乾燥症が疑われます)

 

 

2)全身の病気が原因

 

次のような臭いが感じられることがあります。


  1. 呼吸器系(肺癌、肺腫瘍)
  2. 消化器系(胃癌、食道気管)
  3. 耳鼻咽喉系(扁桃炎、咽頭膿瘍、咽頭癌)


タンパク質の壊疽臭


  1. 咽頭、気管支、肺のカンジタ感染


甘いにおい


  1. 糖尿病


アセトン臭


  1. 肝硬変、肝臓癌


アンモニア臭


  1. トリメチルアミン尿症


魚臭


 

3)飲食の口臭

 

ニンニク、ニラ、ネギ、アルコールによりいったん体内に取り込まれた臭いの元になる成分が胃の中で消化され血液を介して全身に循環し肺を経由して吐き出される。お口をきれいにしても臭うことがある。

 

4)生理的口臭が原因

 

朝起床時や空腹時に臭うことがある。女性の場合生理時やその前後ホルモンバランスの不調により口臭を感じるときがある。
3)4)は、通常そのような臭いは時間の経過と共に減少していきます。このように、生理的口臭には日内変動がみられますが、ゼロ(無臭)になるということはありません。私たち人間は生きている限り、毎日食事をし、口の中ではさまざまな代謝が行われているので、無臭でいることはありえません。

ですから、あまり神経質になる必要はなく、他人を不快にさせるような強いにおいがでないように気をつければいいのです。

*問題となるのは、病気によって発生する口臭です。

口の中の病気、鼻のどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気などが口臭と関連していると考えられていますが、口の中の原因が口臭全体の90%以上を占めています。

口臭が気になったら、まずは歯科医院で相談されるいいと思います。

 

3.自分ですぐにできる口臭対策

 

まず、口臭というのは、口の中の唾液が少なくなると出やすいため、口の中を潤すことでかなり改善します。例えば水分を摂る、口をゆすぐといった方法、もしくはガムなどを噛んで唾液を出すのも効果的です。唾液が唾液腺をマッサージすることも有効的です。

歯磨きができる状況であれば歯磨きをするのがベストです。舌の上にへばりつく舌苔というのも口臭の原因になることがありますので、それが厚めについている場合には歯ブラシなどで落とすのも良いでしょう。ただし、ゴシゴシ擦りすぎは禁物で、あくまでも優しく落としましょう。
舌を専用ブラシ(タンクリーナー)などでお手入れすると、さらに効果的です。

また、歯と歯の間にたまったプラークは歯ブラシでは落としきることが難しく、口臭の原因になることも多いため、歯間ブラシやデンタルフロスを使うとより一層効果的です。

特に強い口臭というのは、主に歯周病が原因となっていますので、歯周病対策ケアを継続的に行っていくことが大事です。歯周病というのは一般的に酷くなるほど口臭も強くなっていき、歯磨きだけでは口臭の改善が難しくなります。

また、歯周病がひどくなくても歯石が溜まっていると、歯磨きをしても落ちないため、口臭が強くなり易いです。そのため、定期的に歯科医院で歯石取り、そして歯のクリーニングを受けて、きれいな息を保っていくのと同時に健康な歯と歯茎を保って行くようにしましょう。

痛みが苦手の方は痛みが感じにくい
『ホワイトエッセンスクリーニング』も
ご準備しております。

外出先ではマウススプレーやマウスウォッシュを利用することもお勧めします。
普段気になるようでしたら、お口のお手入れ不足か、舌に汚れが付着していることも考えられます。

口臭の大きな原因は、歯周病を起こす細菌によるものです。 歯垢を染め出して磨き残しをチェックするか、舌であれば舌の表面が白色、茶褐色または黒色になってないか確認してみましょう。

 

☆当医院おすすめケアグッズ☆

 

セラブレススプレー(口臭予防スプレー)

特徴:
口臭予防に即効性があります。
グルコン酸亜鉛が配合されており、口内の汚れを中和させる働きがある

 

セラブレスオーラルリンス

特徴:
酸素の力で口臭予防をする二酸化塩素製剤。
一回の使用で口臭予防効果が12時間。
二酸化塩素の酸化作用で、細菌抑制力があります。細菌が発生するガスと結びついて無臭化させる効果がある。
アルコールフリーなので口腔内も乾燥しません。刺激が少なく、痛みもありません。