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歯科コラム column

小児歯科で歯磨き指導を受けるメリットは?嫌がる子どもへの声かけも

歯科コラム2025/12/26

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

歯科医院で歯磨き指導を受ける女の子

子どもの歯磨きについて、「嫌がってなかなか磨かせてくれない」「この磨き方で合っているのか不安」と悩んでいる保護者の方は多いのではないでしょうか。

子どもの歯は大人よりもやわらかく、虫歯になりやすいという特徴があります。虫歯予防には毎日の歯磨きが大切ですが、自己流のケアでは磨き残しが出やすく、知らないうちに虫歯のリスクを高めている場合もあるのです。

この記事では、小児歯科で歯磨き指導を受けるメリットや指導内容、家庭でできる声かけのコツについて解説します。正しいブラッシング習慣を身につけるために、ぜひ参考にしてください。

小児歯科で歯磨き指導を受けるメリット

小児歯科で歯磨き指導を受けるメリットのイメージ

小児歯科では、お子さまや保護者の方に向けて、歯科衛生士が正しいブラッシング方法を指導しています。ここでは、小児歯科で歯磨き指導を受けるメリットについて解説します。

正しい歯磨きができるようになる

子どもは、手先の器用さや集中力の不足などから、大人のように上手に磨くのは難しいです。そもそも、大人でも磨き残しをしている方は少なくありません。

小児歯科では、お子さまの年齢や歯並び、生え変わりの状況に合わせて正しいブラッシング方法を指導してもらえます。お子さま本人のブラッシング技術が向上するだけでなく、保護者の方も仕上げ磨きの質を向上できるでしょう。

また、ブラッシング指導では染め出し液を使用することが一般的です。磨き残しが多い箇所を可視化できるため、普段の歯磨きに役立てられます。

虫歯リスクを低減できる

小児歯科で指導を受ける大きなメリットは、虫歯のリスクを下げられることです。歯と歯が重なっていたり手をうまく動かせなかったりして、磨き残しをしているお子さまは少なくありません。

磨き残しがあると、お口の中の細菌が糖分をエサにして酸をつくり出し、歯の表面を溶かしていきます。そのまま放置すると、歯に穴が空いて虫歯になるのです。

歯磨き指導では、単に正しい磨き方を教えるだけでなく、お子さま個人の口腔内の特徴に合った磨き方を丁寧に指導します。普段の歯磨きを正しく実践できれば、磨き残しを減らすことができて虫歯の予防につながるでしょう。

歯科医院への恐怖心を軽減できる

多くのお子さまが歯医者さんを嫌がるのは、痛い治療と結びついているからです。小児歯科で定期的な診察やブラッシング指導を受けていると、歯科医院に対する恐怖心を軽減できる可能性があります。

「歯科医院は痛い思いをする場所ではなく、歯をきれいにする場所」というポジティブなイメージにできれば、歯の治療をすることになってもスムーズに進められるかもしれません。お子さまが歯科医院に慣れると、保護者の方の不安やストレスも軽減できるでしょう。

自信を持って歯磨きができる

小児歯科のブラッシング指導では、正しい歯磨きの仕方を教えてもらうだけでなく、自分の歯がきれいに磨けているという自信も育てられます。歯科衛生士から「上手にできているね」と声をかけられると、子どもは自分の努力が認められたと感じ、歯磨きに対するモチベーションが高まるでしょう。

また、保護者の方も仕上げ磨きのコツがわかると、自信を持ってお子さまのサポートができるでしょう。

小児歯科で行う歯磨き指導の流れ

歯磨きの仕方を教える歯科衛生士の手元

 

小児歯科では、単に歯ブラシの使い方を教えるだけではありません。お子さま一人ひとりの口腔内の状態や年齢、歯の生え変わりの状況、そして保護者の方とのコミュニケーションを通じて、より効果的な口腔ケアを実現するための指導が行われます。

ここでは、小児歯科で行われる歯磨き指導の流れについて解説します。

磨き残しの確認

お子さまのお口の中の状態を確認します。お子さま本人や保護者の方が磨き残しの部位を把握できるよう、染め出し液が使われることが多いです。染め出し液を使うと、プラークのある箇所が赤紫色になり、視覚的にわかりやすくなります。

磨き残しを目で見て理解できるため、歯磨きへの意識を高めるきっかけにもなるでしょう。その後、普段と同じようにブラッシングをしてもらい、歯科衛生士が磨き方を確認します。

正しいブラッシング方法の説明

磨き残しの確認後は、お子さまの年齢や歯並び、歯の生え変わりの状況に合わせた正しいブラッシング方法について説明が行われます。歯ブラシの持ち方や動かし方、力の入れ具合などをわかりやすく丁寧に教えてもらえます。

前歯の裏側や奥歯、歯と歯茎の境目など、磨き残しやすい部分については、重点的に指導が行われます。お子さま自身が鏡を見ながら歯を確認すると、どこをどう磨けばよいのかを理解しやすくなります。

歯科衛生士による歯磨き

必要に応じて、歯科衛生士が実際に歯磨きを行い、正しい磨き方を実演します。仕上げ磨きが苦手な保護者の方にとっては、プロの磨き方を間近で見られる貴重な機会です。

歯ブラシを当てる角度や動かし方、どの順番で磨くとよいかなど、言葉だけでは伝わりにくいポイントも、実際のブラッシングを見て学べます。自宅での仕上げ磨きの質を高めやすくなるでしょう。

歯ブラシやケアグッズの提案

小児歯科では、お子さまの年齢や口の大きさ、歯の状態に合った歯ブラシやケアグッズの提案も行われます。毛先の硬さやヘッドの大きさ、持ち手の形など、適切な歯ブラシを選ぶと磨き残しを減らしやすくなるでしょう。

また、歯ブラシだけではケアしにくい部分には、デンタルフロスや歯間ブラシ、年齢に応じた補助的な清掃グッズを紹介されることもあります。家庭で無理なく続けられる方法を一緒に考えてもらえる点も、小児歯科で指導を受けるメリットのひとつです。

歯磨きが苦手な子どもへの声かけ

歯磨きする子供をほめる様子

子どもが歯磨きを避けたがる背景には、「眠い」「口の中を触られるのが苦手」「なぜ必要かわからない」といったさまざまな理由があります。無理に押さえつけて磨こうとすると、歯磨きそのものが嫌な体験として記憶に残ることも少なくありません。

習慣づけるためには、磨き方だけでなく声かけの工夫がとても大切です。ここでは、歯磨きが苦手な子どもへの声かけの仕方を紹介します。

子どもの気持ちに共感する言葉をかける

歯磨きが苦手な子どもに対しては、まず気持ちに寄り添うことが大切です。「早くしないとダメ」「何でできないの」といった一方的な言葉ではなく、「眠いよね」「今日は遊び疲れたよね」など、子どもの気持ちを受け止める言葉をかけてあげましょう。

気持ちを理解してもらえたと感じると、子どもは安心し、前向きに取り組めるかもしれません。

歯磨きの重要性を伝える

歯磨きが苦手な理由のひとつに、「なぜやらなければならないのか分からない」と感じていることが挙げられます。そのため、必要性をわかりやすく伝えることも大切です。

たとえば、「歯磨きをしないと歯にばい菌がたまって、虫歯になるんだよ」「歯が痛くなると、おいしくごはんが食べられなくなるよ」など、子どもがイメージしやすい言葉を使いましょう。

難しい説明ではなく、短く簡単な言葉で伝えると、歯磨きの必要性への理解につながります。

できたことをほめる

歯磨きが少しでもできたら、その行動をしっかりほめてあげましょう。「最後までできたね」「今日はお口を大きく開けられたね」など、できたことを具体的に伝えるのがポイントです。

完璧に磨けなくても、「やろうとした」「少しできた」という事実を認めると、子どもは自信を持ちやすくなります。ほめられた経験が積み重なると、歯磨きに対する抵抗感が減り、自分から取り組もうとする姿勢につながるでしょう。

子どもの歯磨きをするときのコツ

ぬいぐるみを使用して歯磨き指導をする歯科衛生士の女性

子どもの歯磨きを習慣づけるためには、正しい磨き方を実施するだけでなく、歯磨きの時間をどのように過ごすかも重要です。無理に長時間磨こうとすると、嫌な時間になることがあります。

ここでは、子どもが歯磨きに前向きになりやすい工夫や、実践しやすいポイントを紹介します。

歯磨きが楽しくなる工夫を取り入れる

歯磨きへの抵抗感を減らすために、楽しくなるような工夫を取り入れるのも効果的です。好きなキャラクターの歯ブラシを使ったり、歯磨きの歌を流したりするだけでも、嫌な気持ちが切り替わりやすくなります。

また、「今日は何本ピカピカにできるかな?」など、遊びの要素を取り入れるのも良いでしょう。やらなければならないことではなく、楽しい遊びのひとつとして捉えられるようになると、習慣化しやすくなります。

大人も一緒に歯磨きをする

子どもは、大人の行動をよく見ています。保護者が一緒に歯磨きをすると、毎日するものという意識づけになります。

「お父さんやお母さんも一緒に磨くね」と声をかけながら行うと、子どもも安心し、取り組みやすくなるでしょう。鏡の前で並んで磨くと、磨く動きを真似しやすくなる点もメリットです。

短時間で集中して行う

子どもの集中力は長く続きません。無理に時間をかけて磨こうとすると、歯磨きそのものを嫌がる原因になります。拒否反応を示す場合は、短時間で集中して行いましょう。

短時間でも毎日続けること、楽しく歯磨きをすることを意識するのが習慣化するコツです。

まとめ

子どもの歯磨きのイメージ

子どもの歯磨きは、単に歯をきれいにするだけでなく、将来のお口の健康を守るための大切な習慣です。小児歯科では、子どもの年齢や歯の状態に合わせた磨き方を学べるだけでなく、歯磨きへの苦手意識を和らげられます。正しい歯磨きの仕方が身につくと、お子さまだけでなく保護者の方にとっても自信になるでしょう。

お子さまの歯の健康を維持するためには、家庭でのケアと歯科医院でのサポートを上手に組み合わせながら、歯磨きを習慣づけていくことが大切です。歯磨きに悩みを感じている場合や、お子さまが一度も歯医者を受診したことがない場合は、相談してみてください。

お子さまへの歯磨き指導を検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。

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