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歯科コラム column

歯石取りをするメリットは?デメリットや費用と頻度も徹底紹介!

歯科コラム2025/01/17

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

歯医者で歯石を取るため受診するイメージ

歯石取りは、虫歯や歯周病の予防に欠かせない重要な口腔ケアの一つです。歯磨きだけでは除去できない歯石を専用の器具で取り除くことで、歯や歯ぐきの健康を守り、口臭の改善や歯ぐきの腫れを抑える効果があります。

しかし、どのくらいの頻度で行えば良いのか、費用がどれくらいかかるのかなど、疑問を抱える方も多いでしょう。

この記事では、歯石取りのメリットとデメリットを詳しく解説し、適切な頻度や費用の目安についてもご紹介します。

歯石とは

歯に付着した歯石を除去するイメージ

歯石とは、歯の表面に付着した汚れや細菌(歯垢)が唾液中の成分と反応して硬化した堆積物を指します。一度形成されると歯ブラシでは除去できないため、専門的なクリーニングが必要となります。

歯石ができる原因

ここでは、歯石ができる原因を解説します。

不十分なブラッシング

適切に歯を磨けていないと歯垢が残り、これが唾液中のミネラル成分と結びつき硬化します。特に、歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側など、歯ブラシが届きにくい部分で歯石が形成されやすいです。

唾液の影響

唾液中のミネラル濃度が高い場合、歯垢の石灰化が促進されます。特に、下顎の前歯の裏側や上顎の奥歯の外側など、唾液腺の近くは歯石が溜まりやすい部位です。

生活習慣の影響

糖分の多い食事、喫煙、ストレスなどが歯垢の形成を助長し、結果的に歯石が増える原因となります。また、不規則な生活習慣が唾液の分泌を減少させ、口腔内環境を悪化させることもあります。

歯石取りのメリット

歯石取りのメリットイメージ

歯石取りは、歯と歯ぐきの健康を維持するために欠かせない重要な処置です。歯垢が硬化して形成された歯石を除去すれば、さまざまな口腔内トラブルを未然に防ぎ、健康的な口腔環境を保つことができます。

以下に、歯石取りの具体的なメリットについて詳しく説明します。

歯周病の予防と改善

歯石は歯周病の主な原因の一つです。歯石の表面は非常にザラザラしており、細菌が付着しやすいです。そのため、歯石が蓄積すると歯ぐきに炎症を引き起こし、歯周病が進行する可能性があります。

歯石取りを行うことで、細菌の温床を物理的に除去し、歯ぐきの腫れや出血を改善する効果が期待できます。また、歯周病の初期段階であれば、歯石取りだけで症状が大幅に改善するケースもあります。

口臭の改善

口臭の主な原因の一つとして、歯石に付着した細菌が挙げられます。これらの細菌がガスを発生させることで、不快な口臭が生じます。歯石取りを定期的に行えば、細菌の繁殖を抑え口臭を効果的に軽減することが可能です。

虫歯の予防

歯石は硬化した歯垢が層を形成しているため、その下には虫歯菌が潜んでいることがあります。このような場合、通常のブラッシングでは虫歯菌を完全に除去することができません。

歯石取りによって歯石を除去することで、歯の表面が清潔になり、虫歯のリスクを減少させる効果が期待できます。

見た目の改善

歯石は黄ばみや汚れとして歯に目立つ形で付着し、審美的な問題を引き起こします。歯石取りを行うことで歯本来の白さを取り戻し、見た目の印象を大幅に改善できます。

全身の健康維持

歯石を放置すると、歯周病が進行し、細菌が血流に乗って全身に広がるリスクがあります。これにより、糖尿病や心血管疾患など、全身的な健康問題が引き起こされる可能性が指摘されています。

歯石取りを定期的に行うことで、口腔内の健康を保つだけでなく、全身の健康リスクを低減する効果も期待されます。

歯石取りのデメリット

歯石取りのデメリットイメージ

歯石取りは口腔内の健康を維持するための重要な処置ですが、デメリットも存在します。ここでは、歯石取りの際に注意すべきポイントについて詳しく解説します。

痛みや不快感

歯石取りの際、特に歯石が歯ぐきの内部や歯周ポケットに入り込んでいる場合、痛みや違和感が生じることがあります。歯石が歯ぐきに炎症を引き起こしている場合に起こりやすいです。

治療中の不快感は一時的なものであり、歯ぐきが回復するにつれて軽減されます。必要に応じて歯科医師に相談し、麻酔や適切な対応を検討することも可能です。

知覚過敏の可能性

歯石が除去された後、歯の表面が露出することで、冷たいものや熱いものに対して一時的に敏感になる場合があります。この現象は知覚過敏と呼ばれ、特に歯ぐきが下がっている方に起こりやすいです。

ただし、この症状は多くの場合一過性であり、適切なケアで改善が期待できます。

歯ぐきの出血

治療中、または治療後に歯ぐきからの出血が見られることがあります。これは、炎症を起こしていた歯ぐきが刺激を受けたために起こる症状であり、通常は時間の経過とともに収まります。

歯ぐきが健康を取り戻せば、このような出血は自然に止まります。出血が長期間続く場合や悪化する場合は、歯科医師に早めに相談することが推奨されます。

治療後の違和感

歯石が除去された後、歯の表面がツルツルしている感触や、歯ぐきが引き締まったことで歯が長く見えることに違和感を覚える方もいます。これらの感覚は通常、時間の経過とともに慣れることがほとんどです。

もし違和感が長期間続く場合には、歯科医師に相談して適切なアドバイスを受けることが重要です。

歯石取りの種類

歯石取りの種類イメージ

歯石取りには、歯の表面や歯ぐきの下に付着した歯石を除去するためのさまざまな方法があります。これらの処置は、歯石の位置や状態に応じて選ばれ、使用する器具や目的によって異なります。

スケーリング

スケーリングは、歯石取りの基本的な方法で、歯の表面に付着した歯石や歯垢を除去します。歯肉縁上(歯ぐきの上)にある歯石の除去に使用され、以下の2つの方法があります。

手用スケーラー

手作業で行う方法で、細かい部分や歯ブラシが届きにくい箇所の歯石を慎重に除去します。歯科衛生士や歯科医師が専用の器具を使用し、精密な処置を行います。

超音波スケーラー

超音波の振動と水流を利用して歯石を効率的に除去します。硬い歯石や広範囲の歯石に対して効果的で、処置時間を短縮できることが特徴です。

ルートプレーニング

ルートプレーニングは、歯肉縁下(歯ぐきの下)に付着した歯石を除去する方法です。特に歯周病の進行を防ぐために行われます。

歯周ポケット内に存在する歯石や感染物質を取り除き、歯ぐきの炎症を改善します。また、歯の根の表面を滑らかに整えることで、細菌の再付着を防ぎます。

エアフロークリーニング

エアフロークリーニングは、細かい粒子と水流を使用して歯の表面を清掃する方法です。歯石取りというよりは、歯垢や軽度の着色を除去するための補助的な処置として利用されます。

細かな粒子を吹き付けることで、歯の表面の汚れや着色を素早く取り除きます。痛みが少ないため、患者さまへの負担が軽減されるのが特徴です。

歯石取りの費用

歯石取りの費用イメージ

歯石取りにかかる費用は、処置の内容や範囲、保険の適用状況によって異なります。目安は、以下のとおりです。

  • 保険診療:1,000円~3,000円
  • 自費診療:5,000円~1万円

歯石取りの頻度

歯石取りの頻度イメージ

歯石取りは、口腔内の健康を維持するために定期的に行うべきケアの一つです。歯石の蓄積状況や個々の生活習慣に応じて適切な頻度を設定することが重要です。

以下に、一般的な推奨頻度や状況別のケアの間隔について詳しく解説します。

一般的な推奨頻度

多くの場合、歯石取りは 3か月~6か月に1回 の頻度で行うことが推奨されています。歯垢が歯石に変化するまでの期間や、歯周病予防の観点から設定されたタイミングです。

丁寧な歯磨きを習慣化できており、歯垢の付着が少ない方や、虫歯や歯周病の兆候がない方は、この頻度で良いとされています。

虫歯や歯周病リスクが高い場合

虫歯や歯周病のリスクが高い方、または治療中の方は1~3か月に1回 の頻度での歯石取りが推奨されます。特に、以下のような状況では短い間隔でのケアが必要です。

  • 歯周ポケットが深い場合
  • 歯ぐきの炎症が続いている場合

まとめ

歯石を除去し奇麗な艶を帯びた歯のイメージ

歯石取りは、口腔内の健康を維持し、虫歯や歯周病の予防に欠かせない重要なケアです。歯石を取り除くことは、歯周病の進行を抑えるだけでなく、全身の健康維持にもつながります。

歯石取りには、スケーリングやルートプレーニングなどの方法があり、費用は保険適用で数千円から、自費診療では数千円から1万円程度が一般的です。推奨される頻度は3~6か月に1回ですが、口腔の状態や生活習慣によって異なります。

歯石取りを検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。