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歯科コラム column

親知らずを抜くのはなぜ?抜かないとどうなる?費用についても徹底解説

歯科コラム2024/10/25

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

親知らず抜歯イメージ

親知らずは、生え方や位置によって抜歯が必要になる場合があります。では、どのような親知らずは抜く必要があるのでしょうか。また、親知らずを抜く場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。

この記事では、親知らずを抜いたほうがいいケースや抜かなくてもよいケース、費用について解説します。親知らずを抜くべきか悩まれている方は、ぜひ参考にしてください。

親知らずとは

親知らず

親知らずとは、前から数えて8番目に位置する歯で、一般的に10代後半〜20歳前半に生えてきます。

親知らずは永久歯がすべてそろってから生えてくるため、スペースが不足していることが多く、斜めや横向きに生えることも少なくありません。そのため、磨き残しが生じやすく、虫歯や歯周病になるリスクが高いです。

また、上下左右すべての親知らずが生えないこともあります。顎の中に埋まったままのケースや、そもそも親知らずがない人もいます。

親知らずは抜いたほうがいい?

歯のレントゲン写真

親知らずは必ずしも抜く必要はありません。正常に生えていて、しっかり機能している場合には、抜歯をせずに残すことが多いです。

高齢の方や持病がある方の場合は、抜歯をすることで体に負担がかかる可能性があるため、抜くかどうか慎重に判断する必要があります。このような場合は、歯科医師としっかり相談してから治療方針を決定するのが良いでしょう。

親知らずを抜かないとどうなる?

歯が痛くて抑えている女性

親知らずは歯ブラシが届きにくいため、清掃が不十分になりがちです。これにより、食べかすなどの汚れが溜まりやすくなり、虫歯が進行しやすい環境になります。さらに、親知らずの隣の歯にも虫歯が波及し、重要な歯を失うリスクが高まります。

また、親知らず周囲の歯茎が炎症を起こし、歯周病になるリスクもあります。特に、智歯周囲炎という親知らず特有の歯周病は、痛みや腫れ、膿の発生などを引き起こし、場合によっては日常生活に支障をきたす可能性も否定できません。

さらに、親知らずが隣の歯を押すことで、歯並びが乱れる可能性もあります。これにより噛み合わせが悪化し、顎に負担がかかることで、顎関節症を引き起こすケースもあります。

これらのリスクを避けるために、親知らずが問題を引き起こす可能性がある場合は、早めに抜歯を検討することが推奨されます。

親知らずを抜くケース・抜かないケース

歯のレントゲン写真

上述のとおり、親知らずは必ずしも抜く必要はありませんが、状況によっては抜歯が推奨されます。親知らずが問題を引き起こす前に、どのようなケースで抜歯が必要になるのかを理解しておくことが大切です。

ここでは、親知らずを抜いたほうがよいケースと抜かずに様子をみるケースについて解説します。

親知らずを抜いたほうがよいケース

親知らずを抜いたほうがよいケースは、以下のとおりです。

斜めや横向きに生えている場合

親知らずが斜めや横向きに生えていると、磨き残しが生じやすいため、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。このような場合、将来的なトラブルを防ぐために抜歯が推奨されます。

また、親知らずが斜めや横向きに生えていると、手前の歯を押して歯並びが乱れることがあります。特に、すでに歯列矯正を受けている場合や、これから受ける予定がある場合は、親知らずが歯並びに影響を与える前に抜歯を検討する必要があるでしょう。

親知らずが虫歯になっている場合

親知らずが虫歯になっている場合も抜歯をするケースが多いです。虫歯が進行すると、隣の歯にも影響を及ぼす可能性があります。

また、親知らずは最も奥に生えているため、治療が難しい場合があります。さらに、親知らずの虫歯を治療しても、再発する可能性が高いため、抜歯が推奨されるのです。虫歯が進行する前に親知らずを抜くことで、周囲の歯を守ることができます。

噛み合わせが悪くなっている場合

親知らずが正常な位置に生えていなかったり、上下のどちらかしか生えていなかったりすると、噛み合わせが悪くなることがあります。

噛み合わせが悪い状態が続くと、ほかの歯に負担がかかり、顎関節症を引き起こす可能性があります。そのため、抜歯を検討する必要があるのです。

炎症や痛みを引き起こしている場合

親知らずの周囲の歯ぐきが炎症を起こしていたり、痛みがあったりする場合も、抜歯を検討する必要があります。特に智歯周囲炎と呼ばれる状態は、腫れや痛みが繰り返されるため、抜歯するケースが多いです。

顎の骨の中に嚢胞ができている場合

親知らずが顎の骨に埋まっている状態でも、レントゲン撮影をしたときに顎の骨の中に嚢胞という液体が溜まった袋状のものが確認されることがあります。嚢胞があるとのちにトラブルを引き起こす可能性があるため、抜歯が推奨されます。

親知らずを抜かなくてもよいケース

親知らずを抜かなくてもよいケースは、以下のとおりです。

真っすぐ正常に生えている場合

親知らずが真っすぐ正常な位置に生えていて、ほかの歯と同じように機能していれば、問題を引き起こすリスクは極めて低いため、抜歯する必要はありません。

ただし、親知らずは一番奥にあるため、歯ブラシが届きにくいです。しっかり歯磨きができていないと虫歯や歯周病になるリスクが高まります。

しっかりと歯磨きができていれば、健康な状態に保つことができ、抜歯をせずに残すことができます。歯科医院でブラッシング指導を受けて効果的な歯磨きの仕方を身につけましょう。

親知らずがしっかりと噛み合っている場合

上下の親知らずが生えていてきちんと噛み合っている場合も抜歯をせずに残すケースが多いです。

ただし、頬を噛んでしまうなどのトラブルがある場合には、噛み合わせの調整が必要になることがあるため、歯科医師に相談しましょう。

親知らずが骨の中に埋まっている場合

親知らずが骨の中に完全に埋まっており、痛みや腫れなどの症状が出ていない場合も抜く必要はありません。この状態で親知らずが口内や隣の歯に悪影響を与えていなければ、抜かずに様子を見ることが多いです。

しかし、定期的に歯科医院でレントゲンを撮って、親知らずの位置や状態を確認することが重要です。

親知らずを抜くのにかかる費用

親知らずを抜くのにかかる費用イメージ

親知らずを抜く場合、一般的には保険が適用されます。親知らずの状態によって抜歯にかかる費用は異なります。

骨を削るなどの処置が必要なく、簡単に抜ける場合は、1本あたり2,000円〜3,000円程度です。この費用には、抜歯後の痛み止めなどの薬代も含まれることが一般的です。

一方で親知らずが斜めや横向きに生えている場合や、骨の中に埋まっている場合は、抜歯がより複雑になり、費用も高くなります。このような難症例の場合、1本あたり5,000円程度かかることがあります。

さらに、CT撮影を行う場合は、その費用が別途必要となり、最終的な費用は1本あたり1万円近くになるケースもあります。

このように、処置の難易度に応じて費用は大きく変動するため、事前に歯科医院で確認しましょう。

まとめ

親知らずを抜歯しようとしている女性

親知らずは、必ずしもすべて抜歯が必要なわけではなく、正常に生えていてトラブルを起こしていない場合は、抜かずに経過観察することもあります。

しかし、斜めや横向きに生えている親知らずは、歯並びを乱したり、虫歯や歯周病になるリスクを高めたりするため、抜歯が推奨されるケースが多いです。

親知らずの生え方や状態によって、抜歯の難易度や費用は異なります。親知らずを抜かずに残すことでトラブルの原因となる可能性があるため、親知らずを抜くべきか悩まれている方は、一度歯科医院で診察を受けましょう。

親知らずの抜歯を検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。