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歯科コラム column

マウスピース矯正のメリット・デメリット!費用相場や後戻りの対策方法も

歯科コラム2024/09/13

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

マウスピースをはめようとしている女性

マウスピース矯正は、メリットが多い矯正方法として近年人気を集めています。

しかし、対応できる症例が限られていることなどデメリットを目にすることもあるのではないでしょうか。また、マウスピース矯正の費用相場が気になる方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、マウスピース矯正のメリット・デメリットや費用相場、治療期間について詳しく解説します。

マウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正装置と模型

マウスピース矯正とは、透明のマウスピースを使用する歯列矯正の方法です。1~2週間に1回ほどのペースで、次の段階のマウスピースに交換しながら少しずつ歯を動かしていきます。

従来の主流であったワイヤーを使用した歯列矯正とは違い、装置が目立ちにくく自分自身で取り外しができるのが特徴です。そのため、装置が目立つのが気になる方や人前で話す機会が多い方に選ばれています。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正のメリットイメージ

マウスピース矯正のメリットには、以下の4つがあります。

・装置が目立ちにくい
・食事や口腔ケアがしやすい
・痛みを感じにくい
・治療開始前にシミュレーションできる

それぞれ詳しく解説します。

装置が目立ちにくい

装置が目立ちにくいことがマウスピース矯正の最大のメリットといえます。薄く透明なマウスピースを使用するため、近くで見ても歯列矯正をしていることに気がつかれにくいです。装置が目立つことが気になり矯正を諦めていた人にとっても大きなメリットとなるでしょう。

人前で話す機会が多い方や見た目を気にする方でも始めやすい矯正方法です。

食事や口腔ケアがしやすい

マウスピース矯正の装置は自分自身で取り外しが可能であるため、歯列矯正を始める前と同じように食事や口腔ケアができます。

ワイヤーを使用した歯列矯正では、自分自身で装置を取り外せないため食事の際に装置の隙間に食べ物が挟まりやすく、歯磨きをしても磨き残しが生じやすいです。そのため、歯列矯正中に虫歯になるリスクが高まります。

一方でマウスピース矯正の場合は、食事や歯磨きの際にマウスピースを外すことができるため、食事や口腔ケアをしやすく、虫歯の発生を防ぐことにもつながります。

痛みを感じにくい

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べて痛みを感じにくいといわれています。マウスピース1枚で動かす歯の距離は0.25mmほどです。ワイヤー矯正よりも弱い力で歯を動かすため痛みを感じにくいのです。

また、ワイヤー矯正では装置でお口の中の粘膜を傷つけることも多いですが、マウスピースの表面はなめらかで出っ張りなどもないため、お口の中を傷つける心配も少ないです。

治療開始前にシミュレーションできる

マウスピース矯正では、3Dスキャナーを使用して歯型や骨格のデータを取り、治療計画を立てます。そのため、治療開始前に歯列矯正後の歯並びや、実際にどのように歯を動かしていくのかを事前にシミュレーションすることが可能です。

歯列矯正後の歯並びをイメージしやすいため、治療前の不安の解消や治療中のモチベーション維持につながるでしょう。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正のデメリットイメージ

マウスピース矯正のデメリットは、以下の3つです。

・対応できない症例がある
・自己管理が必要
・飲食の際に取り外す必要がある

それぞれ詳しく解説します。

対応できない症例がある

マウスピース矯正は、歯並びの乱れが少ない症例に向いているといわれています。抜歯をして大きく歯を動かす必要がある場合はマウスピース矯正で対応できないケースも珍しくありません。

近年では、技術の進歩により対応できる症例も増えてきていますが、すべての症例に対応できるわけではないのです。自分の歯並びがマウスピース矯正で対応可能かどうかは、歯科医院で確認してもらう必要があります。

自己管理が必要

マウスピース矯正で使用する装置は自分で取り外しができますが、それゆえ自己管理が必要となります。

マウスピース矯正では、装置を1日20時間以上装着することが推奨されています。この装着時間を守れないと、当初の計画通りに歯が動かず治療期間の延長や治療計画の変更が必要となる場合もあります。

そのため、自己管理ができない方にマウスピース矯正は向かないかもしれません。

飲食の際に取り外す必要がある

マウスピース矯正で使用するマウスピースは、飲食の際に外す必要があります。マウスピースを外さずに飲食をすると、着色や破損の原因になります。また、歯とマウスピースの間に食べかすや糖分が付着した状態が続くと、虫歯や歯周病の原因にもなります。

基本的に飲食をしたあとは、歯磨きをしてからマウスピースを装着することが推奨されています。外出先での飲食や旅行のときはわずらわしく感じることもあるでしょう。

マウスピース矯正の費用相場

マウスピース矯正の費用相場イメージ

マウスピース矯正は、保険適用外の自費治療となります。マウスピース矯正には部分矯正と全体矯正があり、それぞれの費用相場は以下の通りです。

・部分矯正:約10万〜50万円
・全体矯正:約50万〜100万円

部分矯正とは、前歯だけなど歯列の一部のみを矯正することです。マウスピースの部分矯正の相場は約10万〜50万円で、全体矯正に比べると安価です。前歯のすきっ歯など、1〜2本だけの歯並びが気になる方でも気軽に矯正をはじめられるでしょう。

一方で全体矯正は、奥歯の歯並びを含めた歯列全体を矯正する方法です。奥歯の噛み合わせの治療や、歯並びの乱れが大きい場合は全体矯正が必要です。前歯だけが気になる場合でも、奥歯を動かさないと前歯の歯並びを整えられない場合も全体矯正での治療を行ないます。

マウスピースの全体矯正の費用相場は約50万〜100万円と、部分矯正に比べると高いです。

マウスピース矯正の治療期間

マウスピース矯正の治療期間イメージ

マウスピース矯正の治療期間の目安は、以下の通りです。

・部分矯正:3カ月〜1年前後
・全体矯正:1〜3年前後

部分矯正で、前歯など一部の歯列を整える場合にかかる治療期間は3カ月〜1年ほどと短いです。

ただし、部分矯正では奥歯の噛み合わせは治療できません。全体矯正は、奥歯を含めた歯列全体を整えるため、部分矯正に比べて治療期間は長く、1〜3年程度が目安です。奥歯の噛み合わせに問題がある場合や、歯並びの乱れが大きい場合に全体矯正が行われます。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

マウスピース矯正とワイヤー矯の違いについて教えてくれる男性

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いは、以下の2つです。

・装置の違い
・対応できる症例の違い

それぞれ詳しく解説します。

装置の違い

マウスピース矯正とワイヤー矯正では使用する装置が違うため、見た目や使い勝手に大きな違いがあります。ワイヤー矯正の場合は歯の表面にブラケットやワイヤーなどの装置をつけるため、口を開けたときに目立つことがあります。

一方でマウスピース矯正の場合は、透明で薄いマウスピースを使用するため、口を開けても目立ちにくく、見た目を気にせず歯列矯正を行えるでしょう。

また、ワイヤー矯正の装置は取り外しができないため食事や口腔ケアがしにくい場合がありますが、マウスピース矯正は自分で取り外しが可能です。装置を外して食事や口腔ケアができるため、ストレスを感じにくいでしょう。

装置の違いにより歯列矯正によって生じる痛みも異なり、少しずつ歯を動かす方法であるマウスピース矯正のほうが痛みを感じにくい傾向にあります。

対応できる症例の違い

マウスピース矯正とワイヤー矯正では、対応できる症例にも違いがあります。ワイヤー矯正には長い歴史があり、昔から主流である歯列矯正であるため症例数が豊富です。そのため、幅広い症例に対応可能です。

一方でマウスピース矯正は、ワイヤー矯正に比べるとまだ歴史が浅いといえます。また、マウスピース矯正は、歯を大きく動かすことが苦手なため、歯並びの乱れが大きい場合は対応できない場合もあります。

反対に歯並びの乱れが少ない場合や、前歯の1〜2本だけを整えたいような場合であれば、マウスピース矯正で治療できるでしょう。

まとめ

マウスピースを持っている女性

マウスピース矯正では、薄く透明な装置を使用するため、口を開けたときでも目立ちにくいです。そのため、見た目を気にする方に選ばれています。ほかにも、装置を取り外せる点やワイヤー矯正に比べて痛みが少ない点もメリットです。

ただし、マウスピース矯正はすべての症例に対応できるわけではありません。対応できない症例もあるため、自分の歯並びがマウスピース矯正で治療できるのかどうか判断してもらう必要があります。

マウスピース矯正を検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。