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歯科コラム column

根管治療のやり直しが必要なケースと再治療の流れ!費用も解説

歯科コラム2026/06/05

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

根管治療をしている様子

歯の痛みや違和感が再び現れたとき、以前に根管治療を受けた歯が再び問題を起こしている可能性があります。根管治療は、歯の内部にある神経や血管を取り除いて歯を保存する処置ですが、状況によっては再治療が必要になることもあります。

今回は、根管治療の基本的な内容から再治療が必要になるケース、再治療の流れと費用などについて解説していきます。歯の健康を長く守るために、参考にしてください。

根管治療とは

根管治療とは?

根管治療とは、歯の内部にある歯髄(しずい)と呼ばれる神経や血管が炎症を起こしたり感染したりした際に行う治療のことです。虫歯が深くまで進行すると、歯の内部にある神経や血管にまで細菌が入り込み、炎症や感染を引き起こします。このまま放置すると強い痛みや腫れが生じ、最終的には歯を残すことが難しくなる場合があります。

根管治療では、まず歯の内部にある細菌に感染した神経や血管を、専用の器具を使って丁寧に取り除きます。その後、内部を洗浄・消毒してきれいな状態にしたうえで、薬剤を詰めて密閉し、細菌が再び侵入するのを防ぎます。

これにより、歯を抜かずに長く残すことが可能になります。

根管治療のやり直しが必要なケース

根管治療のやり直しが必要なケース

根管治療のやり直しが必要になるのは、以下のようなケースです。

治療後の痛みや違和感が続く

根管治療が終わったあとも、噛んだときに痛みがある、ズキズキとした違和感が続くといった症状が見られる場合は、再治療が必要なサインかもしれません。原因としては、根の中に感染が残っていたり、詰めた薬がうまく密閉されていなかったりするケースが考えられます。

特に、噛んだときに痛みがある場合は、根の先に炎症が残っている可能性があります。そのまま放置すると炎症が広がり、より複雑な治療が必要になることもあるため、違和感が続く場合は早めに歯科医院を受診しましょう。

再感染が起きた

根管治療後も歯の内部に細菌が残っていた場合、あるいは治療後に再び細菌が侵入した場合、根の中で感染が再発することがあります。たとえば、封鎖が不十分だったり、再び虫歯ができたり、被せ物が不適合だったりすると、そこから細菌が入り込み、根の先で炎症が起こります。この結果、歯ぐきに腫れや痛み、膿ができることもあります。

再感染は時間が経ってから症状として現れることが多く、数年経過したあとで問題が生じるケースもあります。症状がなくてもレントゲンを撮ると異常が見つかることもあるため、定期的な検診でのチェックが欠かせません。

被せ物や詰め物の不具合

根管治療が終わったあとは、被せ物や詰め物で歯を保護しますが、これらの補綴物(ほてつぶつ)に隙間ができたり、破損したりすると、再び細菌が内部に入り込む原因となります。補綴物の適合が悪かったり、経年劣化によって隙間ができたりすると、せっかく密閉された根管の内部に細菌が侵入し、再感染を引き起こす可能性があります。

このような場合には、再治療が必要となります。

根管治療のやり直しの流れ

根管治療のやり直しの流れ

根管治療をやり直す際には、前回の治療よりも慎重に処置を進める必要があります。ここでは、一般的な再治療の流れを解説します。

診察と検査

まず行うのが、現在の歯の状態を正確に把握するための診察と検査です。視診では歯の表面に異常がないかを確認し、痛みや腫れの有無をチェックします。さらに、レントゲン撮影によって、根の先に膿や炎症がないか、以前の治療で充填剤がしっかり詰まっているかなどを確認します。

この段階で、再治療が本当に必要かどうかを判断していきます。症状が軽い場合や、他の原因が疑われる場合は、必ずしも再治療を行うとは限りません。

古い詰め物・被せ物の除去

再治療を始めるにあたってまず行われるのが、前回の治療で使用された被せ物や詰め物の除去です。これらの補綴物は歯を保護する役割がありますが、内部の状態を確認したり再治療を行ったりするためには、一度取り除く必要があります。

歯に過度な負担をかけないよう、細心の注意を払って除去していきます。

根管内の清掃と消毒

根管の中にある古い詰め物や感染した組織を取り除いたあと、専用の器具を使って根の先端まで丁寧に洗浄と消毒を行います。目に見えないほど小さな細菌まで除去するために、回数を分けて行うことが多いです。

治療の効果を高めるために、仮の薬を入れて一時的に歯を密閉し、細菌の増殖を防ぐ方法がとられることが一般的です。この処置を繰り返すことで、根の中を清潔な状態に整えていきます。

薬剤の充填と密閉

根管内部が清潔になったことを確認したら、すべての根管をすき間なく薬剤で隙間なく埋めて密封します。内部に細菌が入り込む隙間を作らないことが、再発防止には欠かせません。

密閉性を高めるためには、適切な材料を選んで根の形に合わせて丁寧に充填することが重要です。

被せ物の装着

根管治療のやり直しが無事に完了したあとは、最後に歯の機能と見た目を回復させるために、被せ物(クラウン)を装着します。被せ物には、保険が適用されるものと自費診療のものがあり、それぞれ費用や見た目、耐久性に違いがあります。

治療した歯は、もともとの歯よりもどうしても弱くなっているため、しっかりと覆って保護することがとても大切です。適切に被せ物を装着することで、再び噛む機能を取り戻し、長く健康な状態を保てるようになります。

治療後の経過観察

再根管治療が終わったあとは、治療がうまくいっているかどうかを時間をかけて確認していきます。レントゲン写真を撮ったり、噛んだときの痛みや違和感がなくなっているかどうかを見たりしながら、経過を慎重に観察していきます。

治療が終わってからのフォローを丁寧におこなうことで、歯の健康を長く守っていけるようになります。

根管治療のやり直しにかかる費用

根管治療のやり直しにかかる費用

根管治療の再治療にかかる費用は、保険診療か自由診療かによって大きく異なります。以下に詳しく解説します。

保険診療の場合の費用

保険診療の範囲内であれば、根管治療の再治療も自己負担を抑えて受けることができます。3割負担の場合は、再治療の費用はおよそ3,000円から5,000円程度が目安です。

ただし、保険診療では材料や治療工程に一定の制限があるため、症状が重度な場合や、高度な処置が必要なケースには対応しきれないこともあります。保険適用内で治療を受ける場合は、治療の限界を理解したうえで、歯科医師に相談することが大切です。

自由診療の場合の費用

自由診療による再根管治療では、最新の機器と高度な技術を用いて、より精密な治療を受けることが可能です。治療費の相場は、前歯で5万円〜8万円、奥歯では10万円前後、さらに難易度の高い症例では15万円を超えることもあります。

また、被せ物の素材によっては、10万円程度の追加費用が発生することもあります。併用するマイクロスコープやCT撮影の有無によっても総額は変動します。

まとめ

根管治療をしている様子

根管治療は歯を抜かずに残すための大切な処置ですが、一度の治療で完全に症状が治まらないこともあります。治療後に痛みや違和感が続く場合、被せ物に不具合が生じた場合などには、再び根管治療を行うことで、歯を長く健康な状態に保てるようになります。

再治療を無事に終わらせるには複数回の通院が必要ですが、丁寧な処置を受けることで再発を防ぎやすくなります。費用も保険・自費診療で幅があるため、自分の状態に合った選択をすることが大切です。

違和感や痛みを我慢せず、歯科医師と相談しながら、適切な治療を早めに受けるようにしましょう。

根管治療を検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。

ホームページはこちらWEB予約も受け付けております。公式Instagramも更新しておりますので、ぜひチェックしてみてください。

岩瀬啓介 院長

■この記事の監修者

岩瀬啓介 院長

経歴
  • 2006  朝日大学卒業
  • 2008~ 岐阜市歯科医院勤務(分院長兼任)
  • 2013~ 医療法人西山歯科理事長就任
修了研修・学会等
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本顎咬合学会
  • ITI国際インプラント・再生医学学会
  • ITIスタディークラブ
  • 東京SJCD
  • 中部インプラントアカデミー
  • MDIスタディークラブ
  • 日本臨床歯科医学会

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