こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

ホワイトニングにはいくつか種類があります。そのため、どれを選べばいいのかわからないという方もいるでしょう。それぞれ特徴や費用が異なるため、よく理解することが大切です。

本記事では、ホワイトニングの種類や費用、種類の選び方などについて解説します。歯を白くするための施術を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

歯のホワイトニングとは

歯のホワイトニングとは、漂白効果のある特殊な薬剤を用いて歯の色を白くするための施術のことを指します。歯が変色するのには様々な原因が考えられますが、歯の表面に付着した汚れであればクリーニングで改善できる場合もあるでしょう。

しかし、歯の内部まで変色しているような場合には、表面を磨くクリーニングだけでは改善できません。例えば、もともと歯の色が黄色っぽい場合にはクリーニングでは白さを得ることができないため、ホワイトニングによって黄ばみの色素を分解する必要があるのです。

ホワイトニングの種類

ホワイトニングには、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニング・セルフホワイトニングの4つの種類があります。以下では、それぞれの特徴について解説します。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことです。専用の薬剤を歯の表面に塗布し、特殊な光を当てて歯を白くします。

歯科医院でのみ扱いが許可された高濃度の薬剤を使用するため、短期間で効果が得られるのが特徴です。1回の施術で効果を実感できる場合もありますが、理想の白さを得るためには1～2週間おきに3〜5回程度施術を繰り返す必要があるでしょう。

なお、白さが持続する期間は3ヵ月〜6ヵ月程度です。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングとは、歯科医院で作製したマウスピースと処方された薬剤を使用して患者さん自身が自宅でおこなう方法です。マウスピースに薬剤を塗布し、歯に装着するだけでホワイトニングができることや、自分の好きな時間に施術ができることがメリットといえるでしょう。

この方法では、1日数時間の施術を2〜4週間程度続けます。ホームホワイトニングよりも低濃度の薬剤を使用するため即効性は劣りますが、少しずつ歯の内部に浸透していくため効果の持続性には優れているのが特徴です。効果持続期間の目安は、6ヵ月〜1年程度です。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、歯科医院で受けるオフィスホワイトニングと自宅でおこなうホームホワイトニングを併用する方法のことです。2種類の方法を組み合わせることで、即効性と持続性の両方を実現できます。

デュアルホワイトニングでは、まず歯科医院でホームホワイトニングを受け、そのあとは自宅でホワイトニングを続けます。効果の持続期間は1〜2年程度です。

セルフホワイトニング

ホワイトニングの方法として、セルフホワイトニングという言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれません。セルフホワイトニングとは歯科医院ではなく、サロンなどでスタッフから施術方法を教わったうえで自らホワイトニングをおこなう方法です。

この方法では、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングで扱うような薬剤は使用しません。そのため、歯の表面に付着した汚れを落とすことはできても、元の歯以上の白さを手に入れることは難しいのです。

ホワイトニングの種類ごとの費用目安

ホワイトニングを受けたいと思っていても費用面が気になるという方も多いのではないでしょうか。ここからは、種類ごとの費用の目安について解説します。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングの費用の目安は、施術1回あたり2万〜7万円程度です。実際には、白くしたい歯の本数や施術の回数などによってトータルでかかる費用は異なります。

また、ホワイトニングは自由診療ですので歯科医院によっても価格設定が異なります。使用する薬剤や方法も歯科医院によって異なりますので、まずはカウンセリングにて詳細を確認するとよいでしょう。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングでは、マウスピースの作製と薬剤の費用を合わせて2万〜5万円程度かかることが一般的です。初回はマウスピースの作製費用として1万5,000円程度かかりますが、その後は5,000円程度（7日分）の薬剤費用のみで済みます。

理想の白さが得られるまで施術を何週間程度続けるかによって費用が変わります。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは2種類の施術を組み合わせる方法ですので、歯科医院での施術費用に加え、マウスピースの作製費用、薬剤の費用がかかります。費用の目安は、5万〜8万円程度です。

セルフホワイトニング

サロンや専門店などで施術をおこなうセルフホワイトニングは、1回あたり3,000円〜6,000円程度が目安となります。

他の方法と比べると費用はかなり抑えられますが、先ほども述べた通り漂白効果のある薬剤は使用しません。あくまでも表面の汚れを落とすことを目的としていますので、元の歯の色よりも白い歯を目指したい方は他のホワイトニング方法を検討する必要があるかもしれません。

ホワイトニングの種類を選ぶときのポイント

施術の種類によってそれぞれ特徴が異なりますので、患者さん自身が重視したいことを踏まえて選ぶ必要があるでしょう。ここからは、ホワイトニングの種類を選ぶポイントについて解説します。

即効性で選ぶ

ホワイトニングのなかでも即効性にこだわる方は、オフィスホワイトニングまたはデュアルホワイトニングが選択肢になるでしょう。

ホームホワイトニングでは1回の施術でもある程度の効果が実感できます。そのため、就職活動や成人式、結婚式など「持続性はそこまで必要ないが、ここまでには歯を白くしたい」というイベントがある方にオフィスホワイトニングは選ばれています。

一方、即効性だけでなく持続性も重視したいという方は2種類を併用しておこなうデュアルホワイトニングを選ぶとよいかもしれません。

効果の持続性で選ぶ

効果の持続性を重視する方には、ホームホワイトニングまたはデュアルホワイトニングが選ばれる傾向があります。

ホームホワイトニングは低濃度の薬剤をゆっくりと浸透させるため、効果の持続性はオフィスホワイトニングよりも優れています。そのため「急いで白くする必要はないけれど、歯の白さをできるだけ維持したい」という方に選ばれているのです。

一方、効果の持続性も即効性も求める方にはデュアルホワイトニングが選ばれています。

通院頻度で選ぶ

歯科医院に通院する時間が確保できない方や手間や時間をかけたくない方もいるでしょう。前者の場合には通院頻度を抑えて自分のペースでおこなえるホームホワイトニングがよいかもしれません。

一方、自分で施術をするのが面倒だと感じる方には、多少通院の頻度が多くなりますが、歯科医院で施術が受けられるオフィスホワイトニングが選ばれる傾向があります。

予算で選ぶ

ホワイトニングでは理想の白さを手に入れるまでに、何度か施術を繰り返す必要があります。その回数によってトータルでかかる費用が異なりますので、予算に合った方法を選ぶことが大切です。

種類によって差はありますが、いずれにしても施術による効果は永久に続くものではありませんので、白さを維持するためには定期的にメンテナンスを続けていく必要があります。

手軽さで選ぶ

表面の着色汚れだけでもきれいにしたい方や価格を抑えて施術を試してみたいという方は、サロンや専門店でおこなうセルフホワイトニングを受けてみるのもよいでしょう。歯科医院でおこなう施術とは得られる効果が異なりますが、価格を抑えて手軽に試すことができます。

まとめ

ホワイトニングには、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニング・セルフホワイトニングの4つの種類があります。

サロンや専門店でおこなうセルフホワイトニングは低価格で受けられる反面、歯の表面の汚れしか落とせないという欠点があります。

一方、歯科医院で受けられるホワイトニングでは歯の内部にまで薬剤を浸透させて色素を分解することができるため、元の歯の色以上の白さを手に入れることが可能です。

歯科医院に通院したり自宅で施術をおこなったりする必要はありますが、効果をしっかりと実感できるでしょう。

歯科医院で受けられる施術にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なりますので、歯科医師に相談のうえ、自分に合った方法を選択してください。

ホワイトニングを検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。