インビザライン矯正について

HOME > 歯科コラム > インビザライン矯正について

歯科コラム column

歯科コラム2023/02/10

女性のデンタルケアイメージ　白い歯　オーラ

近年、歯並び改善する方が年々増えてきています。マスクをする機会が増え、ホワイトニングと共に歯並び改善をお考えになる方、口腔内をより健康に保ちたいと思う方が増えてきている背景もあるのではないでしょうか。当医院でも数年前から矯正をご希望される方が増えており、診断する機会が増えています。

インビザラインシステムとは

インビザラインシステムとは、金具やワイヤーを使わず、取り外し可能な透明なマウスピース型の装置を使用して歯並びを治す歯科矯正法です。とても目立たない装置なので、装着しているのを気づかれることはほとんどありません。（患者さんの体験談も含め）

使い方はとてもシンプルで、薄く透明なマウスピースを一日20時間以上装着し、5日～2週間（当医院は1週間が多いです）ごとに新しいマウスピースにどんどん交換していくことによって歯をゆっくり移動していきます。

使うマウスピースはすべて最初の段階でまとめて作られてきますので、歯科医院へ毎回通って、歯型を毎回取ってというお手間は必要ありません。

治療効果も世界中の大学や学会で証明済みですので、安心して治療を受けて頂けます。子供から大人まで、あらゆる年齢に対応できる矯正システムです。

インビザラインの歴史としては、１９９７年にアメリカで開発され、日本では２００５年から正式に発売・導入されました。ワイヤーを使わないという画期的な方法で注目を集めました。

発売当初は賛否両論がありましたが、研究や改良を重ねていった結果、新しい治療方法にもかかわらず、インビザラインで矯正治療を受けた方がすでに900万人を突破しており（2020年10月時点）、今もどんどん増え続けています。これは世界中で支持を受け、医学的に世界中のドクターから信頼を得られている治療法で、矯正治療を希望される方の８割以上に適用できるようになりました。

現在では、矯正治療の新しいスタンダードになりつつあります。

このような画期的な矯正システムを当医院も導入して8年程になります。

今回は日頃、どんな方がご希望されるかをお伝えしていきます。

①目立たない装置で歯並びを改善したい方

透明で薄くつくられており、装着時もほとんど目立たないです。仕事中やプライベートでも、口元の見た目を気にする必要がありません。学生の方、お仕事されている方、主婦の方など幅広い年代の方に選ばれている要因の一つです。

②装置を気にせずお食事を楽しみたい方

インビザラインは、食事の際には取り外してお食事していただきます。ワイヤー矯正のように常にお口の中に装置があるわけではないので、食べ物が引っかかって気になることはありません。

また、歯磨きも外して出来るので口腔ケアもしやすいです。

③金属アレルギーが心配な方

インビザラインは、金属を一切含みません。金属アレルギーが心配な方も、安心してご使用いただけます。

④痛み、違和感を少なく行いたい方

インビザラインは、もっとも効率の良い歯の動かし方を分析ソフトを用いてシミュレーションし、そのシミュレーションに基づいて装置が作られます。そのため、無駄なく、痛み・違和感を最小限に抑えた歯の移動が可能になります。インビザラインは1週間で0.2～0.25ミリでゆっくりと動かしていきす。それに比べて、ワイヤー矯正は最初の1日で0.8ミリ～1ミリ程度動かすのでマウスピース矯正に比べると強い痛みが出やすいと言われています。ワイヤー矯正はブラケットが外れるとワイヤーが頬や歯肉に突き刺さる場合があるので痛みを伴う事があります。インビザラインは「アタッチメント」という歯を動かしやすくするプラスチックの突起が有るだけで取れても痛みは出てきません。