名東区の歯医者の西山歯科の院長の岩瀬です。
欧米の方に比べて日本人は歯の黄ばみが目立ち易いです。
歯の色は見た目の印象を大きく変える要因の一つに上げられます。
近年は特に、歯の美しさを求めるニーズが増え、ホワイトニングなど歯を白くする施術への需要が高まってきています。当医院でも「ホワイトエッセンス星ヶ丘」として多くの方がホワイトニングを楽しみながらやっています。
歯の色は人によって違いますが、なぜなのでしょうか？
目次
①歯の白さの違い
歯の色には個人差がありますが、これは歯の質の違いによるものが大きいです。
歯は、最も外側（表面）がエナメル質、その下に象牙質があり、象牙質の中に歯髄（神経）があります。白色のエナメル質は半透明であり、象牙質は黄色っぽい色をしています。歯が真っ白でなく黄色みを帯びているのは、象牙質の色が透けているからです。
エナメル質の色・透明度・厚さや、象牙質の色は歯によって異なります。これらの組み合わせによって歯の色が決まりますので、歯の色は人それぞれ異なってきます。
②何となく歯が黒くみえる方いませんか？
これは、歯の色と歯髄（神経）の関係が作用しています。
歯髄（神経）が死んでしまうと、歯が黒っぽくなってしまいます。また、大きなむし歯や何かのアクシデントで歯の打撲により歯髄が死んでしまうと、歯は徐々に黒っぽく変色してきます。
むし歯の治療で神経を取った場合にも、同様に歯の変色が生じ黒っぽくなってきます。
このような原因で、歯髄（神経）が死んでしまうとと、残念ながらホワイトニングの薬剤の効果が出にくい場合があります。効果が十分でない場合は、被せる治療として、セラミックという被せ物を被せることにより、色戻りなく綺麗な白さを後戻りする事なく白くすることができます。
③飲食物に含まれる成分による着色もあるって知っていましたか？
飲食物に含まれる成分が歯の表面に付着し、歯が黄ばんでしまうことがあります。
普段飲食されているお茶やコーヒ、赤ワインなどの食品に含まれる色素は、歯の表面に付着して着色の原因となります。何となく毎日歯磨きしていても汚れが取れにくい事がある体験をされている方も多くいらっしゃると思いますがこれらが原因である事が多いんですよ。
着色による歯の変色は、歯のクリーニングにより除去し、歯を元の白さに戻すことが可能です。
④喫煙も歯の着色のもちろん原因になります
タバコに含まれている成分によって、歯が黄ばんでしまいます。タバコを吸っている方は特に歯の裏側に汚れが沈着していることが多いので、ご自身では気づいていない事もあるかもしれませんね？
もちろんこの着色もクリーニングによって除去することはできますが、喫煙は歯肉の黒ずみや歯周病リスクの増加など、口の中の健康やお身体にも悪影響を及ぼすため、禁煙することが望ましいと思います。
⑤欧米人の歯と同じくらい白くなるのかな？
欧米人のような真っ白な歯に憧れる人も多いと思いますが、日本人と欧米人では、元々歯の質に違いがあります。日本人の歯はエナメル質が薄いため、もともと歯の色が欧米人の歯に比べて黄色みを帯びている傾向があります。そのため、欧米人ほどの白さにするためには、クリーニングだけではなくホワイトニングも必要になることが多いです。
歯の黄ばみとホワイトニングの境界をいまいちよくわかっていない方って意外と世の中に多いんですよ？
当医院では『ホワイトエッセンス星ヶ丘』も併設していますので、ご自身の問題がどこにあるんだろうと不安な方は、是非一度お越し下さい。無料カウンセリングを行っていますし、細菌検査も行っています。
⑥歯の白さを維持するには？
ホワイトニングを行うことで、もともとの歯の色より白くすることはできますが、ホワイトニングの効果には限界があり、真っ白にはならないこともあります。
今までにお伝えした、着色の原因となる飲食物や喫煙をできる限り控えることで歯を白い状態に保つことができます。ただし、時間とともに歯の表面には着色が起こりますので、定期的にクリーニングをして、汚れをためないことも大切なんですよ。
白さのゴールをどこに設定するかでも取組み方、適切な期間をお伝えする事が出来ると思います。
せっかく白さをより長く定着させる為に適切な通い方をお伝えさせて下さい。
ホワイトニングとクリーニングを交互に適切に行う事でしっかりと理想の結果に結びつけることが出来るんですよ。
どうしても、さらに白くしたい場合には、セラミックのクラウンを被せることで、希望の白さにすることが可能です。
