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歯科コラム column

インプラントとは?基礎知識と治療の流れを徹底解説!

歯科コラム2024/08/23

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

インプラントの説明

インプラントにどのようなイメージをお持ちでしょうか。「綺麗な歯になる」「虫歯になりにくい」「硬い食べ物も食べることができるようになる」などの良い部分を知っている方は多いかもしれません。

「料金が高い」「治療に時間がかかる」など、ネガティブなイメージをお持ちの方もいるのではないでしょうか。

今回は、インプラントとはどのような治療なのかを解説し、他の治療法との違いやメリット・デメリット、治療の流れ、かかる費用などをご紹介します。

インプラントとは?

インプラントのイメージ

インプラントとは、虫歯や歯周病などが原因で歯を失った顎の骨に、チタンなどでできた人工歯根を埋め込み、セラミックの人工歯で歯を補う治療法です。インプラントは、インプラント体、アバットメント、人工歯の3個の部品からできています。

インプラント体はチタンやチタン合金で作られる、顎の骨に埋め込む人工歯根です。アバットメントはチタンやチタン合金、ジルコニアで作られ、インプラント体の上に付けます。人工歯は、セラミックやハイブリッドセラミックで作られます。

また、インプラントは自分の歯のように使うことができるため、第三の歯や第二の永久歯と呼ばれます。

インプラントとほかの治療法の違い

インプラントとほかの治療法の違いを考える人

歯を失った際の治療法としては、入れ歯やブリッジも挙げられます。どのような違いがあるのか、気になる方は多いでしょう。

入れ歯には、部分入れ歯と総入れ歯があります。名前の通り、部分入れ歯は失った一部の歯を補う入れ歯、総入れ歯は片顎(もしくは両顎)の歯を全て失った際に使用する入れ歯です。

部分入れ歯の場合、失った歯の両隣の歯にクラスプと呼ばれる金属のバネをかけて固定します。総入れ歯は、床(しょう)と呼ばれる歯茎のような部分を、ご自身の歯茎に吸着させて固定します。

ブリッジは、両隣の歯を土台として、連結した人工歯を被せる治療法です。

ここでは、インプラントとほかの治療法の違いを解説します。

審美性

インプラントの大きな特徴は、審美性の高さでしょう。セラミックなど、天然歯の色調や艶、透明感を再現できる素材で人工歯を作成するため、非常に自然に仕上がります。

保険適用で作成する場合、入れ歯の人工歯はレジン(歯科用プラスチック)、ブリッジの人工歯はレジンもしくは銀歯になります。

レジンは白色の素材ですが、吸水性があり飲食物の色素によって変色することが多いです。治療時は違和感がなくても、徐々に周囲の歯より黄ばむなど見た目が気になるようになるかもしれません。銀歯が目立つのは言うまでもないでしょう。

ただし、入れ歯やブリッジも、自由診療で作成すれば構造や人工歯の素材を自由に選択できるようになります。費用は高くなりますが、審美性を追求することも可能です。

耐久性

インプラントの平均寿命は10〜15年、入れ歯は3〜5年、ブリッジは7〜8年といわれています。構造が天然歯に近いこと、高品質な素材を使用することから、インプラントの寿命は長くなる傾向があります。

入れ歯やブリッジで使用する素材は上述しましたが、レジンはプラスチックなので耐久性が高くありません。

また、入れ歯やブリッジでは周囲の歯に少なからず負担がかかります。両隣の歯が支えとして使用できなくなった場合、範囲を広げて作り直さなければならないでしょう。

周囲の歯への影響

インプラントは、失った歯のみを再建することが可能です。人工歯根を支えに人工歯を装着するため、周囲の歯に影響を及ぼしません。

入れ歯の場合はクラスプをかける歯に負担がかかります。ブリッジでは両隣の歯を大きく削る必要があるので、歯の寿命が縮まることが多いです。

費用

詳しくは後述しますが、インプラントは自由診療です。入れ歯やブリッジは保険で作成することも可能なので、費用の負担を抑えられるでしょう。

インプラントのメリット

インプラントのメリットイメージ

インプラントのメリットについて解説します。

しっかりと噛める

インプラントの構造は天然歯に近いため、自分の歯でしっかり噛んでいるような感覚を得られます。硬い食べ物も違和感なく食べられるでしょう。

しっかりとよく噛むことができると、肥満予防や脳の活性化に繋がります。また、唾液の分泌も増えるため、虫歯予防にもなります。

ただし、インプラントには歯根膜がありません。天然歯にある歯根膜は、噛んだ際の衝撃を吸収するクッションのような役割を果たしています。そのため、少し噛む感覚に違和感を覚える方もいるかもしれません。

左右バランスよく噛むことができる

例えば、左側の歯が抜けると左側で十分に噛むことができず、右側で噛むようになります。片側だけで噛むと、左右の顎のバランスが悪くなり顎関節症の原因になるかもしれません。

インプラントにすればご自身の歯のように左右バランスよく使えるため、顎関節症、顔や体のゆがみ予防に繋がります。

さらに、片側だけで噛むと噛む力が偏るため、歯への負担が増加します。左右バランスよく噛めば偏りが減るので、歯の磨耗やすり減り、破損などを防げます。

滑舌がよくなる

歯が抜けると、歯が抜けたところから空気が漏れます。また、本来あるべきところに歯がないため、滑舌が悪くなります。綺麗に発音できず、自分の言いたいことが相手に伝わらないことにストレスを感じるかもしれません。

インプラントで歯を補えば、空気が漏れることがなくなって滑舌がよくなります。

見た目がよい

上述しましたが、インプラントは審美性が非常に高いです。部分入れ歯のように金属で固定しないため、口を開けたときに金属が見えることもありません。食事や会話のときに口をあけても、治療したことが分からないほど自然な見た目です。

取り外す手間がない

部分入れ歯や総入れ歯は、食事のあとには外して洗浄しなければなりません。寝るときも外す必要があります。

インプラントは、入れ歯のように取り外す必要がありません。天然歯と同様にケアすることが可能です。

両隣の歯を削らなくていい

ブリッジ治療を行う際は、抜けた歯の両隣の歯を削る必要があります。健康な歯を削るため、歯に大きな負担がかかります。

インプラントは健康な歯を削ることなく、失った歯を補えます。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットイメージ

インプラントのデメリットは、以下のとおりです。

料金が高い

インプラントは保険適用外です。自由診療のため料金が高額になります。また、歯科医院によっても費用が異なるため、複数の歯科医院の費用を比較する必要があるでしょう。

治療期間が長い

インプラントの手術は、補う歯の本数によりますが1時間程度で終わります。

しかし、インプラント体と顎の骨がしっかり結合するまでに上顎で約6ヶ月、下顎で3ヶ月ほどかかります。その後アバットメント、人工歯を装着するため、更に治療期間を要します。

トータルの治療期間は6か月〜1年といわれていますが、顎や歯茎の状態によっては治療期間が前後することもあります。

金属アレルギーがあると治療が難しい

人工歯根は、チタンやチタン合金などの金属で作られています。そのため、金属アレルギーがある方はアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

インプラント治療の流れ

インプラント治療の流れイメージ

インプラント治療の流れについて説明します。

カウンセリング

治療のメリットやデメリット、費用、治療期間についてご説明します。疑問に思うことがあれば質問して、治療前に解決しておきましょう。

様々な歯科医院でカウンセリングを受け、納得して治療を受けられる歯科医院を選ぶことが重要です。

検査・治療計画の作成

CT検査や歯周病の検査、噛み合わせの確認、骨密度の検査などを行います。その結果やカウンセリングの内容をもとに、治療計画の作成が行われます。

手術

インプラントの手術には、1回法と2回法の2種類があります。

1回法

名前の通り、手術を1回しか行わない方法です。

まず、インプラント体を埋める部位の歯肉を切開し、顎の骨を露出させます。次にドリルで骨に穴をあけ、インプラント体を埋め込み、アバットメントを装着します。インプラント体とアバットメントが一体化したものを使用するケースもあるでしょう。

アバットメントを歯茎から露出させた状態で歯茎を縫合し、インプラント体と顎の骨が結合するまで待ちます。その後、歯や口の中の状態をみて、噛み合わせを確認しながら型取りをし、セラミックで人工歯を作ります。

完成した歯を装着して終了です。顎の骨の骨密度や厚み、全身状態などに問題がなければ、1回法を選択できます。

2回法

手術を2回に分ける方法です。

1回法と同じように、インプラント体を顎の骨に埋め込みます。その上にキャップを付けて切開した歯肉を縫い、1回目の手術は終了です。インプラントの部品が露出した状態にならないので、感染リスクを低減できます。

インプラント体と顎の骨が結合するまで待ち、2回目の手術では再度歯肉を切開してアバットメントを装着します。傷が治るまで待ったら、型取りをして作成した人工歯を装着して終了です。

インプラント治療にかかる費用

インプラントの費用を計算

インプラント治療は保険適用外のため高額で、地域や病院によって費用が異なります。1本あたり30万〜50万円前後が相場でしょう。

しかし、これはあくまで目安なので、気になる場合はカウンセリングの際に聞いてみましょう。歯科医院のホームページに掲載されていることも多いので、確認してみてください。

まとめ

インプラントにした女性

食事をする、会話をするなど日々の生活の質をあげるために、インプラント治療を選択する方が増加しています。多くのメリットがあるため、検討してみてはいかがでしょうか。

ただし、インプラント治療は時間を要し、高額です。後悔しないよう、慎重に歯科医院を選びましょう。

インプラント治療を検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。