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歯科コラム column

インビザライン矯正中は滑舌が悪くなる?原因と対処法を解説!

歯科コラム2024/05/10

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

インビザライン矯正中に滑舌が悪くなった人

インビザライン矯正を始めたばかりの頃に「滑舌が悪くなった」と感じる人は少なくありません。マウスピースが舌の動きをわずかに制限するため、滑舌に影響を与えることがあるのです。

この記事では、インビザライン矯正中に滑舌が悪くなる原因と、改善するための具体的な対処法について詳しく解説します。

インビザライン矯正中は滑舌が悪くなる?

インビザラインのマウスピース

インビザライン矯正では、透明で薄いプラスチック製のマウスピースを使います。マウスピースは、口や唇にほとんど触れないため発音への影響や違和感は少ないです。

しかし、口の中に物が入っている感覚はすぐに慣れるものではありません。最初のうちはうまく発音できないと感じるかもしれませんが、1〜2週間程度で問題なく話せるようになるでしょう。

インビザライン矯正中に滑舌が悪くなる具体的な要因は、以下の通りです。

マウスピースに舌が当たっている

インビザライン矯正で使用するマウスピースは、約0.5mmと非常に薄くできています。薄いですが、歯をしっかりと覆う形で作られているため舌の動きに影響が出ることがあります。

マウスピースがあると、発音するときに舌がマウスピースに触れることが多くなります。そのため、インビザライン矯正中は舌の位置に意識を向けることが大切です。

最初は発音しづらいと感じるかもしれませんが、舌の正しい位置を覚えることで徐々に自然な発音に近づくでしょう。

マウスピースが歯列にフィットしていない

マウスピースがきちんと歯列にフィットしていないと、うまく圧力がかかりません。これが原因で、喋りにくくなることがあります。

特に、マウスピースを装着する際にチューイーという専用のゴムを使わない方は、歯とマウスピースが密着しにくいです。チューイーはマウスピースをしっかりと歯に押し付けるためのツールで、使わないとマウスピースが浮いた状態になることが多いです。

また、マウスピースの変形・破損も、マウスピースと歯列の間にすき間ができる原因となります。マウスピースが正確に歯に密着しているかどうかは、滑舌だけでなく矯正治療の効果にも大きく影響します。

マウスピース装着が不適切だと、必要な矯正力がかかりません。歯の移動が進まないなど、インビザライン矯正の進行に悪影響を及ぼす可能性があります。

自分でうまく装着できない場合は、担当の歯科医師やスタッフに相談することが大切です。

口内が乾燥している

インビザライン矯正を始めて間もない頃は、マウスピースの違和感から口を開けてしまう方が多いです。その結果、口の中が乾燥しやすくなります。

口の中が乾燥すると、舌を動かしにくくなるので滑舌が悪くなりやすいです。また、口が開いていること自体が舌の動きを制限し、滑舌の悪化につながることもあります。

そのため、マウスピースを装着している間は、口の乾燥にも注意しましょう。口が乾くと発音がしにくくなるだけでなく、細菌が繁殖するリスクも高まります。乾燥を防ぐためには、意識的に口を閉じ水分をこまめに取ることが大切です。

インビザライン矯正中に滑舌が悪くなったときは

発音の練習をしている人

インビザライン矯正中に滑舌が悪くなったと感じる場合は、まずマウスピースの装着方法を見直しましょう。また、発音の練習を行うのも効果的です。

以下に、インビザライン矯正中に滑舌が悪くなったときの対処法をご紹介するので試してみてください。

1か月間は様子を見る

マウスピース矯正を始めたばかりの頃や新しいマウスピースに変えた直後は、滑舌が悪くなることがよくあります。口が新しいマウスピースに慣れるまでの一時的な現象です。

1〜2週間から1か月程度でマウスピースに慣れると言われていますが、期間には個人差があります。少なくとも1か月は様子を見ましょう。徐々に口がマウスピースに慣れ、話しやすくなるはずです。

1か月経っても滑舌が改善されない場合は、何か他の問題があるかもしれません。その場合は、矯正を担当している医師に相談しましょう。

発音の練習をする

マウスピース矯正をしているとき、正しく装着していても話し方に影響が出ることがあります。特に、サ行やタ行などの音が発音しにくくなることが多いですが、練習によって改善することもあるでしょう。

まず、マウスピースをつけた状態での発音に慣れることが重要です。具体的には、母音の発音を練習したり、早口言葉を何度も繰り返したりするのが効果的です。口や舌の動きがスムーズになり、滑舌が自然と改善されます。

滑舌を向上させるには、練習を継続することが重要です。毎日少しずつでも、声の出し方や話し方の練習をしましょう。地道な努力が重要なので、焦らずにコツコツと練習を続けてください。

チューイーを使用する

インビザライン矯正では定期的にマウスピースを交換しますが、交換直後はマウスピースが歯列に馴染んでいないため、浮いたりズレたりすることがあります。これが原因で、口の中が狭くなり滑舌が悪くなることがあるのです。

マウスピースが浮いていると感じたら、チューイーを使って歯列にフィットさせましょう。チューイーを前歯から奥歯までしっかりと噛むことで、歯とマウスピースを密着させることが可能です。

マウスピースの浮きは、通常数日で自然と馴染んできます。歯が新しいマウスピースに合わせて移動することで、密着しやすくなるのです。

しかし、数日経っても浮きが改善されない場合は、何らかの問題が起こっているかもしれません。歯科医院を受診して相談することが大切です。

歯科医師に相談する

1か月経っても滑舌が改善されない場合、何らかの問題が発生している可能性があります。マウスピース自体の調整が必要な場合や、マウスピースが変形・破損している場合があるでしょう。

マウスピースに問題がある場合、放置していても滑舌は改善されません。治療に悪影響を及ぼす可能性もあるので、早めに歯科医院を受診することが重要です。

インビザラインのマウスピースを外して話すときの注意点

インビザラインを外して話す際の注意点のイメージ

マウスピースにより滑舌が悪くなり、会話に影響が出てしまう場合は一旦マウスピースを外して会話すると良いでしょう。

しかし、インビザラインのマウスピースを外して話すときは、いくつか注意しなければならないことがあります。

外す時間は短時間にする

会話中にマウスピースを一時的に外すとき、再び装着するのを忘れないように気を付けましょう。インビザライン矯正では、1日に20〜22時間以上マウスピースを装着する必要があります。装着時間が短くなると、計画通りの効果を得ることが難しくなります。

そのため、会話中にマウスピースを外す場合でも、できるだけ短い時間にしてください。話し終わったらすぐに装着しましょう。

装着時間が不足した日があれば、次の日に装着時間を少し長くして調整するなどの対応が必要です。

専用のケースで保管する

マウスピースを外す際は、紛失や破損に注意してください。

マウスピースを一時的に外すときティッシュに包んで保管する人がいますが、誤って捨ててしまうリスクがあるため避けてください。ごみと間違えて握りしめたり、マウスピースの上に物を落としたりするなど、破損につながる可能性もあるでしょう。

マウスピースの紛失・破損を予防するためには、専用のケースに入れることが大切です。専用のケースに入れる習慣があれば、マウスピースを失くしたり壊したりするリスクを減らすことができます。

マウスピースを紛失・破損すると、新しく発注する必要があります。新しいマウスピースが届くまでの間は治療が中断されるので、治療期間が延びるでしょう。

まとめ

インビザラインを持っている人

インビザライン矯正では透明で薄いマウスピースを使うため、滑舌に対する影響は少ないと言われています。

しかし、矯正を開始したときや新しいマウスピースに交換した直後は、一時的に滑舌が悪くなることがあります。慣れる期間には個人差があるものの、1~2週間から1か月程度で改善されます。それ以上滑舌の悪さが続く場合は、何か問題が起きている可能性があるので早めに担当の歯科医師に相談してください。

また、マウスピースをよりフィットさせるためにチューイーを使用したり、発音練習をしたりするのも、滑舌の改善に効果的です。会話の際にマウスピースを外すときは、紛失や破損を防ぐために専用のケースに入れる習慣をつけましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。