ママ友を誘って行きたくなるカフェのような歯医者。名東区の西山歯科

ママ友を誘って行きたくなるカフェのような歯医者、名古屋市名東区の西山歯科

歯科コラム column

インビザラインとワイヤー矯正 | 仕上がり・費用・期間に違いはある?

歯科コラム2023/08/11

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

インビザラインとワイヤー矯正の模型をもっているこども

矯正したいけれど、インビザライン矯正とワイヤー矯正のどちらを選択したらいいのかわからないとお悩みではありませんか。ご自身にとってどちらの治療法が向いているのか、治療期間や仕上がりに差はあるのか、疑問に感じている方も多いでしょう。

今回は、インビザラインとワイヤー矯正のメリット・デメリット、仕上がりの違いについて解説します。矯正方法を迷われている方は、ぜひ参考にしてください。

 

インビザラインとは

マウスピースをはめようとしている女性

インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が提供するマウスピース矯正のひとつです。着脱できる透明のマウスピースを装着して、歯並びや噛み合わせを美しく整えます。

インビザラインは、前歯だけの部分矯正から全体矯正までさまざまな種類があるため、ご自身の歯並びにあった方法を選択することが可能です。

インビザラインは、専用の3Dスキャナーで歯型を採取して治療計画を策定し、マウスピースをオーダーします。インビザラインのマウスピースは、一度3Dスキャナーで歯型を採取したら、治療完了までのすべてのマウスピースが作製されるため、何度も歯型を採取する必要がありません。

 

インビザラインのメリット

インビザラインの5つのメリットは、以下のとおりです。

 

・審美性が高い

・痛みや違和感が少ない

・取り外しができる

・通院回数が少なくて済む

・矯正治療とホワイトニングが同時にできる

 

インビザラインは、薄い透明のマウスピースを使用するため目立ちにくく、審美性を保つことが可能です。取り外しができ、ふだんどおり食事を楽しむことやブラッシングすることもできるため、ストレスを感じにくい治療法といえます。また、1枚のマウスピースで動かす歯の距離が少ないため、痛みや違和感が少ない点も大きなメリットといえるでしょう。

インビザラインは取り外しができるため、ホワイトニングの同時施術も可能です。ワイヤー矯正の場合は、装置が歯の表面に装着されるため、ホームホワイトニングはもちろん、オフィスホワイトニングも装置の種類によっては施術できません。歯並びと歯の白さを効率よく同時に手に入れたいと考えている方は、インビザライン治療が向いているといえるでしょう。

 

インビザラインのデメリット

インビザラインの4つのデメリットは、以下のとおりです。

 

・自己管理が必要となる

・歯科医師の技術力に左右される

・骨格からの矯正が必要な方は適用外となる

・歯周病やインプラントの方は適用外となる

 

インビザラインは取り外しが可能な点がメリットでもありますが、歯科医師の指示どおり適切に使用しないと効果が得られないため注意が必要です。

インビザラインは1日20~22時間以上の装着と、決められた期間でマウスピースを新しいものに交換しなくてはいけません。装着時間が短すぎる場合やマウスピースの交換を怠った場合は、歯が計画どおりに動かないため、効果が得られず治療期間が長くなるリスクが高くなるでしょう。

また、インビザラインの治療計画は歯型をスキャンした時点でコンピュータによって策定されます。矯正治療の経験が少ない歯科医師でも治療計画が策定できるため、インビザライン治療が可能となってしまいます。その場合、歯がきれいに並ばないなどのトラブルが起きるリスクがあるため、信頼できる歯科医師のもとで治療を受けるようにしましょう。

 

ワイヤー矯正とは

ワイヤー矯正をしている笑顔の女性

ワイヤー矯正は、ブラケットとよばれる装置を歯に装着してワイヤーを通し、ワイヤーがもとに戻ろうとする力を利用して歯並びや噛み合わせを整えます。歯列矯正といわれてイメージする最もポピュラーな治療法です。

ワイヤー矯正は、ブラケットを装着する位置で「表側矯正」「裏側矯正」「ハーフリンガル矯正」の3つの方法に分類されます。

 

ワイヤー矯正のメリット

ワイヤー矯正の4つのメリットは、以下のとおりです。

 

・多くの症例に対応できる

・自己管理の必要がない

・矯正力が強いため治療期間が短い

・歯並びの微調整ができる

 

ワイヤー矯正は、歴史が古く症例数が多いため、さまざまな歯並びや噛み合わせの異常に対応可能です。インビザラインで矯正できない症例でもワイヤー矯正であれば対応できるケースも少なくありません。矯正力も強いため、治療期間が短く済む傾向にあります。

ワイヤー矯正は自己管理が必要ないため、指定された通院期間にしっかり歯科医院を受診すれば、計画どおり治療を進めることができるでしょう。また、歯並びの微調整ができるため、特定の歯だけ移動させたい場合などにも対応可能です。

 

ワイヤー矯正のデメリット

ワイヤー矯正の5つのデメリットは、以下のとおりです。

 

・審美性が悪い

・痛みや違和感がでやすい

・食事やブラッシングしにくい

・表側矯正は口元に突出感がでる

・裏側矯正は滑舌に支障がでやすい

 

ワイヤー矯正は歯の表面に装置をつけるため、審美性が大きく損なわれます。表側矯正の場合、装置が表側につくため、口元に突出感がでやすいです。また、裏側矯正では審美性はキープできるものの、裏側に装置がつくため滑舌に支障がでるリスクがあります。審美性が気になる方や矯正していることを他人に知られたくない方にとって、大きなデメリットとなるでしょう。

ワイヤー矯正は、矯正力がインビザラインと比較して強いため、初めて装置を装着した際やワイヤー調整後は痛みや違和感がでやすいです。装置が固定式となるため、装置に慣れるまでの間は「食事がしにくい」「ブラッシングがしにくい」など時間を取られるため、日常生活に支障がでるリスクがあります。

 

インビザラインとワイヤー矯正の違い

インビザラインとワイヤー矯正を比較しているイメージ

インビザラインとワイヤー矯正にはどのような違いがあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。以下、インビザラインとワイヤー矯正の違いをまとめます。

 

<インビザラインとワイヤー矯正との比較>

インビザライン ワイヤー矯正
矯正期間 2〜4年 2〜3年
通院頻度 2〜3か月 1か月
適用症例 限られる 多い
痛み ほとんどない でやすい
費用相場 80〜120万円 60〜160万円
金属アレルギーのリスク なし あり
ホワイトニングの施術 可能 不可

 

インビザラインとワイヤー矯正には双方にメリットやデメリットがあります。矯正期間はどちらの治療法を選択しても長期間にわたるため、慎重に選択することが大切です。

日常生活に支障がでにくい治療法を選択できれば、矯正期間中もストレスなく過ごすことができるでしょう。

 

インビザラインとワイヤー矯正では仕上がりにも違いがある?

両手を広げ疑問の様子の女性

インビザラインとワイヤー矯正のどちらを選択しても、仕上がりに差が出ることはありません。仕上がりに不満が残る原因として「理想像の共有ができていなかった」可能性があります。

歯科医師とのカウンセリングの際は、どの程度まで歯並びを整えたいのかしっかり意見を伝え、治療の終着点を共有することがポイントといえるでしょう。症例によっては、ワイヤー矯正で整えられる範囲とインビザラインで整えられる範囲が異なります。このような症例では、選択する矯正方法によって仕上がりに差が生じるため、仕上がりに不満が残るリスクが高くなります。

現在の歯並びの状態と理想像を加味したうえで、適切な治療法を歯科医師と一緒に考えることが大切です。

 

どちらの治療法がおすすめ?

両手でグッドサインをだしている女性

インビザラインとワイヤー矯正のどちらの矯正法を選択すべきか迷われている方もいらっしゃるでしょう。どちらが適切な治療法なのかは、一人ひとり歯並びや噛み合わせの状態が異なるため、一概にはいえません。

ご自身の歯並びや噛み合わせでインビザラインやワイヤー矯正は適用できるのか、どちらも適用できる場合は双方のメリットやデメリットはどのような点があるのかなどを確認しましょう。

また、矯正治療で後悔しないためには、インビザラインやワイヤー矯正に精通している歯科医師のもとで治療するのがよいでしょう。現在の口内の状態を確認したうえで適切な治療法を提案してもらえば、安心して治療を進めることができるでしょう。

 

まとめ

ポイントをまとめる女性

インビザラインとワイヤー矯正では、仕上がりに差が出ることはありません。

ただし、症例によっては選択する矯正法で歯並びを整えられる範囲が異なるケースがあります。治療法を選択する際は、かならず歯科医師と治療のゴールを共有しましょう。

また、治療中も審美性や痛みの感じ方、通院頻度などはそれぞれの治療法で異なります。ご自身のライフスタイルに支障がでにくい方法を選択することで、治療期間中もストレスなく過ごすことができるでしょう。矯正治療は長期的な治療です。インビザラインかワイヤー矯正のどちらの治療法がよいのかお悩みの場合は、歯科医師に相談して納得できる治療法を選択することが大切です。

インビザラインやワイヤー矯正を検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。