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歯科コラム column

インビザラインの1日の装着時間は何時間?守るべき理由も解説

歯科コラム2023/11/03

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

インビザライン装着時間イメージ

「インビザラインを始めたいけど、装着時間はどれくらい?」「インビザラインの装着時間を守れなかったときはどうすればいいんだろう……」など、インビザラインを検討している方や治療を受けている方は、不安に思うかもしれません。

今回は、インビザラインの基本情報や装着時間、装着時間を守れなかった場合の対処法を解説します。ぜひ参考にしてください。

 

インビザラインとは?

マウスピースを持つ女性

インビザラインとは、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発したマウスピース型の歯列矯正法です。透明で薄いプラスチックで作られたマウスピースを装着するので、矯正治療を受けていることに気づかれないほど目立ちません。

従来のワイヤー矯正は歯に固定されるので取り外せませんが、インビザラインは自分で取り外せることが最大の特徴です。

 

インビザラインのメリット

インビザラインのメリットは、以下のとおりです。

ご自身で取り外せる

先述したとおり、インビザラインはご自身で着脱できます。歯磨きのときはマウスピースを外せるので、矯正治療を始める前と同様に歯磨きできるのです。口腔内をしっかり清潔に保つことができ、虫歯や歯周病のリスクを減らせるでしょう。

ふだんどおりの食事を楽しめる

インビザラインは、食事のときは外さなければなりません。

ワイヤー矯正では食事のたびに食べ物がワイヤーに挟まるため、除去する手間がかかります。矯正治療をストレスに感じる方が多いですが、インビザラインは食事をふだんどおり楽しめるのです。

目立たない

透明で薄いプラスチック製のインビザラインは、目立ちません。接客業に従事している方や営業職の方など、人前で話す機会が多い方でも気にせず治療を受けられます。

痛みが少ない

インビザラインは、ワイヤー矯正に比べて痛みが少ないといわれています。痛みの感じ方には個人差がありますが、ワイヤー矯正ほど強い力をかけて歯を移動させないので痛みは少ないでしょう。

 

インビザラインのデメリット

インビザラインのデメリットは、以下のとおりです。

選択できない場合がある

事前に行うカウンセリングや精密検査の結果で、インビザラインの適応か歯科医師が判断します。症状によっては、インビザラインを選択できない場合があるのです。

インビザラインが適応できない場合は、歯科医師から違う矯正方法を勧められるでしょう。

マウスピースの装着時間を守る必要がある

インビザラインでは、1日のほとんどの時間マウスピースを装着する必要があります。取り外しができることはメリットですが、ご自身で装着時間を管理しなくてはなりません。

装着時間を守れないと、計画どおりに治療が進まないでしょう。詳しい装着時間は、のちほど詳しくご説明します。

 

インビザラインの1日の装着時間

インビザラインの装着時間イメージ

インビザラインの装着時間は、睡眠中も含めて1日20〜22時間です。食事と歯磨きの時間以外は、基本的にマウスピースを装着して過ごさなければなりません。

インビザラインでは、マウスピースを装着しているときのみ歯に圧力が加わって少しずつ歯が動きます。そのため、当然ですが装着していないと治療が進みません。

最低でも20時間装着しなければ計画どおりに治療が進まず、治療期間が延びる可能性があるでしょう。

 

インビザラインの装着時間を守るべき理由

考える女性

インビザラインの装着時間を守れなかった場合、どのような影響があるのでしょうか。装着時間が不足することで起こり得る問題を、一つひとつ解説します。

 

治療期間が延びる

装着時間が短いと、歯に十分な圧力が加わりません。歯列移動が遅れ、治療期間が延びる可能性があるでしょう。マウスピースの追加が必要になり、費用がかかる場合もあります。

 

歯が後戻りする

装着時間を守れないと、歯がもとの位置に戻ろうとする後戻りが発生します。矯正治療で適切な位置に移動しつつあった歯が後戻りすると、治療がやり直しになるでしょう。

治療期間が延びるので、患者様の負担が非常に大きくなります。

 

歯の根が露出する

インビザラインで使用するマウスピースは、1枚1枚少しずつ異なる形状で設計されます。現状の歯並びから少しずれて設計されており、ずれが歯に矯正力を加えて歯を移動させるのです。それぞれのマウスピースでの歯の移動が完了してから、次のマウスピースに交換する必要があります。

マウスピースの装着時間を守れておらず、歯の移動が完了していないのに次のマウスピースに交換した場合、不適切な矯正力がかかります。過度な負荷が加わると、歯の根が露出する可能性があるのです。

 

インビザラインの装着時間を守れなかった場合の対処法

歯科医師に相談

インビザラインの装着時間を守れなかった場合の対処法は、以下のとおりです。

 

担当の歯科医師に相談する

矯正や歯の状況について最も詳しいのは、担当の歯科医師です。装着時間が短くなる予定がある場合や、装着時間を守れなかった場合は、担当の歯科医師に相談しましょう。

マウスピースの交換時期をずらすなど、適した対応を提案してくれます。

 

翌日の装着時間を長くする

装着時間を守るべきだと理解していても、長時間の会食や体調不良など、守れないこともあるでしょう。装着時間を守れなかった翌日は、可能な限り長くマウスピースを装着してください。

装着時間は20〜22時間とされていますが、長くても問題ありません。

 

インビザラインの装着時間を守るための方法

インビザラインのアラーム

これからインビザラインの治療を始める方が最も不安に思うのは、20〜22時間装着できるかでしょう。1日20〜22時間マウスピースを装着することは決して容易ではありませんが、工夫して守りましょう。

インビザラインの装着時間を守るための方法は、以下のとおりです。

 

マウスピースの装着を習慣化する

マウスピースを外す食事と歯磨きの時間を決めることで、再装着を忘れることを防げます。学校や仕事がある日と休日の2つのパターンで、起床時間から就寝時間までのスケジュールを決めると効果的でしょう。

時間だけでなく、マウスピースの置き場所を決0めることも重要です。マウスピースの紛失を防ぎ、スムーズに装着できるでしょう。

専用のケースをいくつか用意して、マウスピースを外す場所に置いておきましょう。

 

スマートフォンのアラームやリマインダーを活用する

スマートフォンのアラームやリマインダーを活用すれば、装着時間の管理がより容易になります。ご自身でどれだけ意識しても、再装着を忘れることはあるでしょう。

外したときは再装着する時間にアラームを鳴らすよう設定してください。機械の力を借りて管理すれば、覚えておかなくてよいので精神的に楽になるかもしれません。

同時に装着時間をアプリに記録すれば、モチベーションアップにつながります。

 

歯磨きシートを持ち歩く

口腔環境を清潔に保つために、マウスピースを外したときは装着前に歯磨きをすることが推奨されています。

しかし、外出先では歯磨きできないこともあるでしょう。歯磨きシートは、場所を選ばず短時間で口内を清潔にできます。

歯磨きできるのが一番よいですが、歯磨きシートを持ち歩く習慣をつけましょう。

 

マウスピースの交換後3日間は予定を入れない

治療中はマウスピースをご自身で交換します。新しいマウスピースの形状に慣れるまで痛むかもしれませんが、交換した直後の3日間は非常に重要です。

交換後3日間はマウスピースを外す機会の多い予定は入れず、装着時間が減少しないように意識しましょう。

 

鎮静剤を使用する

インビザラインでは、マウスピースの装着時に痛む場合があります。痛みが強く装着が困難なときは、医師に相談して鎮痛剤を使用するとよいでしょう。

痛みがトラウマとなってマウスピースを装着できなくなり、矯正治療を進められなくなることは避けるべきです。痛みに弱い方は、治療前に行うカウンセリングの際に伝えるとよいでしょう。

 

まとめ

マウスピースを持つ人

インビザラインは、取り外しができる画期的な矯正方法です。

しかし、ご自身で管理して長い装着時間を守らなければなりません。矯正治療は保険適用外の場合が多く、インビザラインの治療費も安くはありません。装着時間を守って計画どおりに治療を進めることが重要です。

歯並び整った自分を想像して、長期間の治療を乗り越えましょう。

インビザラインを検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。