ママ友を誘って行きたくなるカフェのような歯医者。名東区の西山歯科

ママ友を誘って行きたくなるカフェのような歯医者、名古屋市名東区の西山歯科

歯科コラム column

歯の健康は習慣で守る!歯医者の定期検診の重要性と行う内容

歯科コラム2025/08/29

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

歯医者で定期検診に使われるインスツルメント

「毎日きちんと歯を磨いているから大丈夫」と思っている方も多いかもしれません。

しかし、実際にはセルフケアには限界があり、歯磨きだけでは汚れを完全には落としきれません。そして、多くの人がかかる虫歯や歯周病は、気づかないうちに進行していきます。

そんなときに頼りになるのが、歯医者の定期検診です。歯医者での定期検診を習慣づけることで、歯の健康を維持でき、将来的な負担の軽減にもつながります。

この記事では、定期検診で実際に行われている内容やその重要性、通院の頻度、費用面などについて詳しく解説していきます。

歯医者の定期検診で行う基本的な内容

歯周ポケット測定のイメージ

歯医者の定期検診では、ただ虫歯の有無をチェックするだけではありません。歯科医師や歯科衛生士が、さまざまな観点から口腔内の状態を総合的に確認し、予防と早期発見を目的とした処置を行います。

ここでは、一般的な定期検診で行われる基本的な内容について詳しく紹介します。

口腔内の視診と問診

定期検診の最初に行われるのが、歯や歯茎、舌、頬の内側などの視診です。これにより虫歯や歯周病の兆候、口内炎、がんなどの異常を早期に発見することができます。

あわせて、最近の食生活や歯の痛み、出血などの症状がないか、問診も丁寧に行われます。

歯垢・歯石のチェックと除去

毎日の歯磨きでは取りきれない歯垢や時間が経って硬化した歯石は、虫歯や歯周病の原因になります。定期検診では、専用の器具を使ってこれらをしっかりと取り除くスケーリングと呼ばれる処置が行われます。

歯周ポケットの測定

歯周病の進行度を測るために行われるのが、歯周ポケットの深さの測定です。歯と歯茎の間にある隙間に細い器具を入れて測定し、数値によって歯周病のリスクを評価します。早期に歯周病を発見できれば、症状が進む前に対策を講じることが可能です。

噛み合わせや歯並びのチェック

噛み合わせが悪いと歯に過度な負担がかかり、すり減りや歯ぎしり、顎関節症などを引き起こすことがあります。定期検診では噛み合わせや歯並びの状態も確認され、必要に応じて矯正治療などの提案がされる場合もあります。

フッ素塗布やシーラント処置

虫歯のリスクが高い子どもや、虫歯の再発を予防したい患者さまには、歯の表面を強化するフッ素塗布や、奥歯の溝を樹脂でふさぐシーラント処置が行われることもあります。

なぜ定期検診が重要なのか?

医療費節約のイメージ

歯医者での定期検診は、問題が起きてから治すためのものではなく、問題を未然に防ぐための重要な習慣です。ここでは、歯医者の定期検診が重要な理由を確認していきましょう。

虫歯や歯周病の早期発見が可能になる

虫歯や歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。痛みや腫れを感じたときには、すでに進行しているケースが多く、治療に時間や費用がかかるようになります。

定期検診では、症状が現れる前の小さな異変を見つけることができ、簡単な処置で済ませられる可能性が高まります。

歯の寿命を延ばすことにつながる

歯は、一度失うと元には戻りません。インプラントや入れ歯といった歯を補う手段はありますが、自分の歯に勝るものはありません。歯のチェックやクリーニングを定期的に受けて歯周病などによる歯の喪失を防げば、結果的に歯の寿命を延ばせます。

口臭や見た目の改善にもつながる

定期検診では、口腔内の清掃も行われるため、歯垢や歯石による口臭を抑える効果があります。また、歯の黄ばみが軽減され、清潔感のある口元を保つこともできます。ビジネスシーンや人間関係においても、第一印象の向上に寄与します。

将来的な医療費の節約になることもある

定期検診を受けていれば、重大な治療が必要になる前に対処できるため、結果的に医療費の節約につながることがあります。重度の虫歯や歯周病の治療には高額な費用がかかることもあるため、予防こそが最も効果的なコスト管理だといえるでしょう。

全身の健康にも影響する

近年、歯周病が糖尿病や心疾患、誤嚥性肺炎などの全身疾患と関連していることがわかってきています。口の中の細菌が血管を通じて全身に悪影響を及ぼす可能性があるため、口腔内を清潔に保つことは全身の健康維持にも直結するのです。

定期検診はどのくらいの頻度で通うべき?

定期検診はどのくらいの頻度で通うべきかのイメージ

定期検診が重要性は理解していても「どのくらいの頻度で通えば良いのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。適切な通院頻度は口腔内の状態や生活習慣などによって異なりますが、健康な成人では3か月から6か月に一度の受診が勧められることが多いです。

この間隔であれば、虫歯や歯周病が進行する前に発見できる可能性が高く、予防効果が十分に期待できるためです。

ただし、過去に虫歯や歯周病を経験したことがある方やリスクが高いと判断された方は、より短いペースでの通院が推奨されます。

乳歯の生え始めたばかりの幼児や歯磨きが不十分になりがちな高齢者も、より短い間隔での通院が望ましいとされています。子どもの場合は虫歯が進行しやすく、予防が特に重要なため、2〜3か月に1回の受診が推奨されることもあります。

喫煙習慣がある人、糖尿病など全身疾患を持っている人、歯ぎしりが強い人なども、口腔内のリスクが高いため、検診の頻度を上げる必要があります。セルフケアがしっかりできており、口腔内の状態が安定している人であれば、年1回のチェックでも問題ないこともあります。

最も大切なのは、かかりつけの歯科医師と相談しながら通院頻度を決めることです。

歯医者の定期検診にかかる費用

歯医者の定期検診にかかる費用のイメージ

定期的に歯医者へ通う必要性は理解していても、費用が不安でなかなか通えないという方もいるかもしれません。ここでは、歯医者の定期検診にかかる費用の相場を確認しましょう。

日本の健康保険制度では、虫歯や歯周病の治療はもちろん、予防的な検診やクリーニングも条件を満たせば保険が適用されます。例えば、3〜6か月ごとの定期検診であれば、歯科医師が必要と判断した場合に保険が適用されることが多いです。

保険が適用される場合の費用の目安は1回あたり1,500円〜3,000円程度となります。

保険診療ではカバーしきれない部分も含めて、より丁寧なクリーニングや予防処置を受けたい場合は自費診療を選ぶことも可能です。歯科医院によって内容や価格は異なりますが、PMTCや唾液検査などを含む場合、5,000円〜1万円前後かかることが一般的です。

短期的には、定期検診を受けると歯科受診にかかる費用が増加するように見えるかもしれません。

しかし、虫歯や歯周病が悪化してからの治療に比べれば、経済的な負担は抑えられます。例えば、神経まで達した虫歯の治療やインプラントのような大掛かりな処置には、数万円〜数十万円の費用がかかることもあります。

定期的なチェックやクリーニングは、口腔トラブルを予防して歯を守るだけでなく、治療費を抑えるうえでも重要なのです。

助成制度を利用できる場合もある

自治体によっては、子どもや高齢者を対象とした定期検診やフッ素塗布、歯科健診に関する補助金や無料クーポンを提供している場合があります。経済的な負担を減らすためにも、住んでいる地域の制度をよく確認しましょう。

まとめ

テイクアウトのコーヒーを片手に笑顔で会話するミドル世代の男女

歯医者の定期検診は、歯の健康を守るために欠かせない予防医療の一つです。虫歯や歯周病の早期発見・早期治療だけではなく、口臭予防や全身の健康維持にもつながる重要な習慣です。

検診の内容は視診や歯石除去、噛み合わせのチェックなど多岐にわたり、費用も抑えられるため、継続しやすい点も魅力です。適切な頻度で歯医者に通うことで、自分の歯を長く健康に保ち、将来的な治療リスクや経済的負担を軽減できます。

忙しい日々の中でも、自分自身の健康を見直す時間として、定期検診を習慣にしてみてはいかがでしょうか。

歯医者の定期検診を検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。