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歯科コラム column

歯周病の治療費用はどれくらい?症状チェック方法や治療内容を解説!

歯科コラム2024/08/30

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

歯周病の女性

歯茎や歯に違和感を覚えて「歯周病になっているかも?」と思った際、治療方法はもちろん、治療にかかる費用に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

歯周病は、自然治癒しない進行性の病気です。放置すると悪化して治療期間が長くなり、費用も高額になる傾向にあります。

今回は、歯周病の治療費用や症状のチェック方法、治療方法などについて詳しく解説します。治療費をなるべく抑えるためにも、ご紹介するチェック方法を実践し、症状が悪化する前に早期発見できるようにしましょう。

歯周病の治療費用はどれくらい?

歯周病の治療費用イメージ

歯周病の治療費用は、症状の進行度合いによって異なります。以下に、歯周病の治療にかかる費用の目安を進行度別にご紹介します。

初期段階

歯周病の中でも特に初期にあたる歯肉炎の場合、保険適用(3割負担)で3,000~4,000円ほど費用がかかります。症状が軽く治療回数も少ないため、経済的に大きな負担がかかることはないでしょう。

軽度

歯茎が赤く腫れたり出血したりしているものの、痛みが発生していない場合は、保険適用(3割負担)で5,000円〜1万円程度の治療費がかかるでしょう。自費診療の場合には、1万円〜5万円程度の治療費が必要になります。

患部の状態によっては、複数回の通院が必要です。症状が軽く通院回数が少ないほど、治療にかかる費用も少なくなるでしょう。

中等度

歯周病が進行して歯がグラグラし始めると、治療が複雑になって治療費も高くなる傾向にあります。保険適用(3割負担)の場合で1万円〜1万5,000円、自費診療の場合は5万円〜50万円程度かかることもあるので注意が必要です。

重度

重度の歯周病では、進行状態により外科治療を行うケースもあるため、治療費用が高額になる傾向があります。

歯が抜け落ちそうなほど骨が溶かされた重度の歯周病になると、治療費は保険適用(3割負担)で1万5,000円〜2万円程度かかります。自費診療の場合は、20万円以上かかることを想定しておく必要があるでしょう。

歯周病の初期症状チェックリスト

歯周病の初期症状チェックリストイメージ

歯周病は、日本人の8割が罹患していると言われています。「自分も歯周病なのではないか」と不安な方も多いのではないでしょうか。

以下の項目をもとに、歯周病の初期症状のセルフチェックを行ってみましょう。

・歯茎が赤く腫れる
・歯磨きの際に歯茎から出血する
・強い口臭を感じる

チェックリストに照らし合わせて1つでも当てはまった場合、歯周病の可能性があります。「痛みはないし大丈夫だろう」と軽く考えず、速やかに歯科医院を受診しましょう。

歯周病の重度症状チェックリスト

 歯周病の重度症状チェックリストイメージ

重度まで歯周病が進行すると、歯を支える歯槽骨が半分以上破壊され、歯が完全にぐらついている状態になります。また、深くなった歯周ポケットに膿が溜まり、強い痛みを感じることもあるでしょう。

以下の項目をもとに、症状のチェックを行いましょう。

・口の中がネバネバする
・歯茎から膿が出てくる
・歯が長く見えるようになった
・歯と歯に隙間ができる
・歯がグラグラしている

上記の項目に当てはまる場合は、重度の歯周病になっている可能性が高いです。早いうちに歯科医院を受診し、歯周病の治療を受けてください。

初期の歯周病の治療内容

初期の歯周病の治療内容イメージ

歯周病は、細菌によって歯肉に引き起こされる感染症です。歯にプラークが蓄積されることで歯周病菌が繁殖するため、歯周病の原因となるプラークを取り除くプラークコントロールが効果的です。

しかし、日々の歯磨きだけでは完璧にプラークを除去できません。歯科医院でPMTCというクリーニングを受けて、口腔内のプラークを徹底的に除去してもらいましょう。

PMTCでは、専用の器具を使ってプラークや歯石を除去するスケーリングという施術が行われます。また、歯磨き指導もしてもらえるため、セルフケアの質も上げられるでしょう。

初期段階の歯周病は、適切なプラークコントロールを行えば症状を改善できるケースも多いですが、自己判断だけでケアを行っても改善できない場合が多いです。歯周病の進行度合いや、どのような治療が必要なのかなど、歯科医院で診断を受けることが大切です。

重度の歯周病の治療内容

重度の歯周病の治療内容イメージ

歯周病の状態のまま長期間放置した場合、重度に進行して様々な症状が出てくるでしょう。そのため、重症化してから初めて歯科医院を受診する方も多いです。

歯周病の症状は原因菌を抑えない限り進行し、最終的には歯が自然に抜け落ちます。原因菌を抑えるためにはクリーニングが有効ですが、重症化して歯周組織が破壊されると、再生療法や手術などが必要になるでしょう。

外科手術(フラップ手術)

フラップ手術とは、歯肉を切開して歯根を露出させ、付着しているプラークや歯石などを徹底的に取り除く治療です。手術の際は局所麻酔を行い、約1〜2時間かかるでしょう。

再生療法

歯周病により失った歯周組織を再生させる治療です。代表的な再生療法には、エムドゲインが挙げられます。

エムドゲインとは、破壊された歯周組織の再生を促す薬で、子どもの歯が生えるときに必要なたんぱく質が主成分です。歯肉を切開して歯の表面の汚れを徹底的に除去した後にエムドゲインを塗ることで、骨を含む歯周組織を再生させる効果があります。

補綴・抜歯

歯槽骨が溶けて歯がグラグラしている場合は、補綴で歯の審美性と機能性の回復を図ります。

ただし、下記のケースでは抜歯するケースもあります。

・腫れや膿の状態が改善しない
・ほかの歯に悪影響ある

いずれにしても、重度の歯周病になっている場合は、歯を残せる可能性を少しでも高めるためになるべく早く治療に取りかかる必要があります。

歯周病を予防・改善する方法

歯周病を予防・改善するため歯磨きをしている女性

歯周病を放置していても、自然と改善することはありません。歯周病の治療は、症状が進行すればするほど時間も費用もかかり、改善も難しくなります。

下記では、歯周病を予防・改善する方法について詳しく解説します。

セルフチェック

歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどなく気づかない内に進行することも多いため、サイレント・ディジーズ(静かなる病気)と呼ばれています。痛みなどの異常に気付いた時には、すでに中等度~重度まで進行していることも珍しくありません。

患者様ご自身で口腔内をセルフチェックすることで、初期段階で歯周病を発見して早めに対処できる可能性があります。上述している症状のチェックの項目を確認し、該当した場合はなるべく早めに歯科医院を受診するようにしましょう。

定期健診

上述の通り、歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、定期健診を受ける習慣をつけましょう。症状が出る前に歯周病に気づけば、早めに対処して改善することが可能です。

初期の歯周病の場合、少ない治療回数で改善できるでしょう。また、継続的にケアすれば歯周病を防げます。

歯科医院ではクリーニングも受けられるので、口内を清潔に保てるでしょう。口腔内にトラブルのない方でも、時間の経過とともにプラークや歯石が付着します。放置していると歯周病の原因になるため、早めに除去して歯周病を予防しましょう。

正しいブラッシング

歯周病の予防・改善には、正しいブラッシングを行うことが重要です。歯科医院でクリーニングを受けても、自宅での毎日の歯磨きが不十分であれば、歯周病に罹患しやすい状態になり ます。

そのため、歯科医院でブラッシング指導を受け、自宅で実践することが大切です。正しいデンタルケアを継続することが、歯周病の予防・改善につながります。

まとめ

歯周病が治り健康な口元になった女性

歯周病は、進行の状態により治療も異なります。歯周病が進行すればするほど治療期間は長くなり、治療費も高くなるので注意が必要です。

歯周病は初期の段階では自覚症状が少ない病気ですが、定期検診やセルフチェックなどで早めに気づき、対処することができるでしょう。

歯周病治療を検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。