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歯科コラム column

セラミック歯の値段はどれくらい?高い理由と選択するメリットも

歯科コラム2025/07/11

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

セラミック歯の治療の様子

見た目が自然で美しく、金属アレルギーの心配も少ないことから、セラミックの歯は多くの人に選ばれています。

しかしながら、セラミックの歯の値段は高いと感じている方も多いです。実際に検討する際には、その費用や特徴についてしっかりと理解しておくことが大切です。

今回は、セラミック歯の値段の目安や価格が高い理由、選ぶことで得られるメリットや使うためのポイントまで、わかりやすく解説していきます。治療を検討されている方や、ぜひ参考にしてください。

セラミックの歯の値段

セラミックの歯の値段イメージ

セラミックの歯は使用される素材によって種類や特徴が異なり、それに伴って費用も大きく変わります。ここでは、主に使用される代表的なセラミック素材と、それぞれの値段の目安や特徴について解説します。

オールセラミック

オールセラミックは、すべてセラミックで作られている素材です。金属を一切使用しないため金属アレルギーの心配がありません。透明感が非常に高く天然の歯に近い自然な見た目なので、前歯などの目立つ部位に使用されることが多いです。

費用の目安は詰め物の場合は約4万円~6万円、被せ物の場合は8万円〜15万円程度です。

e-max

e-maxとは二ケイ酸リチウムガラスという素材から作られたセラミックで、天然の歯に近い色味と透明感を再現することができます。時間が経っても変色しにくく強度も優れているため、前歯などに選ばれることが多いです。

詰め物の場合は4万円~6万円、被せ物の場合は7万円~10万円程度が費用の目安です。

メタルボンド

メタルボンドとは内側に金属、外側にセラミックを焼き付けた構造の素材です。強度が高く、かみ合わせが強い奥歯などにも使用できます。金属を使用しているため歯ぐきが黒ずむことがあり、金属アレルギーのリスクがあります。

費用の目安は1本あたり約8万円〜13万円程度です。オールセラミックと比較すると安価ですが、透明感が劣るなどのデメリットもあるため検討する際は注意しましょう。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックとはセラミックと歯科用レジンを混ぜた素材です。柔軟性があるため歯への負担が少なく、自然な色合いを持っています。費用は安価ですが長期間使用すると変色や摩耗が起こりやすく、耐久性は他の素材に劣ります。

詰め物は約3万円〜6万円、被せ物は約4万円~8万円程度が費用の目安です。

ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックとは、人工ダイヤモンドとも呼ばれるジルコニアを使用した素材です。内部にジルコニアを使用することで非常に高い強度を維持し、外側にセラミックを焼き付けることで高い審美性を両立しています。金属不使用でアレルギーの心配もありません。

費用の目安は1本あたり約10万円〜18万円程度です。

セラミックの歯の値段が高い理由

セラミックの歯の値段が高いイメージ

セラミック治療は、保険診療に比べて費用が高くなる傾向があります。それにはいくつかの理由があり、単に高級だからというわけではありません。

ここでは、セラミックの歯が高額になる理由について詳しく解説していきます。

高品質な素材を使用しているため

セラミックに使われる素材は、自然な透明感や色味を再現できる高純度の陶材やジルコニアなど、非常に高品質です。これらの素材は耐久性と審美性を兼ね備えており、長期的な使用にも耐える設計になっています。そのぶん原材料のコストが高く、治療費に大きく影響しています。

保険が適用されない自由診療である

セラミック治療は基本的に自由診療となるため、保険が適用されません。そのため、全額が自己負担になり、費用が高額になる傾向にあります。保険診療は病気の治療を目的としているため、審美性の向上が主な目的のセラミック治療は保険適用外となるのです。

また、自由診療は歯科医院が自由に金額を設定できるため、価格に幅があります。

歯科技工士による精密な手作業

セラミックの被せ物や詰め物は、歯科技工士が一つひとつ丁寧に製作しています。セラミック歯は色味や形を患者さまの歯に合わせて微調整する必要があり、非常に高度な技術が求められます。そのため、技工にかかる時間や労力が多く、それが価格に影響します。

セラミックの歯を選択するメリット

セラミックの歯を選択するメリットイメージ

セラミック治療は多くの利点があります。ここでは、セラミックの歯を選ぶことで得られる主なメリットについてくわしく解説します。

美しい見た目で審美性が高い

セラミックの最大の魅力は、天然歯に近い美しい見た目です。透明感や光の反射が本物の歯と非常によく似ており、治療したことがわからないほど自然な仕上がりになります。

特に、前歯など人目に触れる場所に使用されることが多く、自信をもって笑えるようになるという精神的なメリットもあります。

長期間きれいな状態を維持できる

保険診療で主に使われる歯科用レジンは、経年劣化によって変色することがあります。

しかし、セラミックは表面が滑らかなため汚れが付きにくく、着色しにくいです。そのため、長期間白さを保つことができ、見た目の劣化が少ないのが特徴です。

金属アレルギーの心配がない

オールセラミックやジルコニアなど、金属を使用しない素材を選べば、金属アレルギーのリスクを避けることができます。金属を使った被せ物で見られる歯ぐきの黒ずみも起こらないため、アレルギー体質の方や、長期的な安全性を重視する方にとって大きな安心材料といえるでしょう。

虫歯などのトラブルが起きにくい

セラミックは保険診療の金属素材と比べると、歯ぐきの炎症や腫れが起こりにくいため、歯周病や歯肉炎の予防にもつながります。また、元の歯とセラミックの間のすき間が少ないため、プラークがたまりにくいという特徴があります。

虫歯の再発や歯周病のリスクを抑えることができ、長期的に健康な口腔内環境を維持しやすいのです。

セラミックの歯を選択するときの注意点

セラミックの歯を選択するときの注意点イメージ

セラミックの歯は多くのメリットがありますが、治療前に知っておくべき注意点もいくつか存在します。以下でくわしく解説していきます。

自費診療のため費用負担が大きい

セラミック治療は基本的に保険適用外の自由診療であり、すべて自己負担となります。素材などによって価格に幅はありますが、複数本を一度に治療する場合は費用がかさむこともあります。事前に見積もりを取ったり、歯科医院ごとに比較して検討したりすることも良いでしょう。

強い衝撃で割れる可能性がある

セラミックは硬くて耐久性がありますが、強い衝撃に弱いという特性も持っています。特に、食いしばりや歯ぎしりのある人は、知らず知らずのうちにセラミックに負荷をかけ、欠けたり割れたりするリスクがあります。

ナイトガードの使用や噛み合わせの調整を歯科医師に相談することが重要です。

治療後の調整に時間がかかることもある

セラミックの治療では高い精度を求められるため、型取りや色合わせに時間がかかる場合があります。また、歯科技工所での製作に1〜2週間程度かかるのが一般的で、完成後も装着時に細かい調整が必要になることがあります。

治療完了までに複数回の通院が必要となることを想定しておきましょう。

歯を削る量が多い

セラミックのクラウンを装着するには、歯の形を整えるために一定の量を削る必要があります。天然の歯を削ることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、適切な設計と施術により、必要最小限にとどめられます。

歯科医師の技術によって仕上がりに差が出る

セラミック治療は非常に精密な作業が求められるため、歯科医師や歯科技工士の技術によって見た目やフィット感に大きな差が出ることもあります。実績や評判、症例写真などを確認し、信頼できる歯科医院を選ぶことが成功の鍵です。

セラミックの歯を長く使用するために大切なこと

セラミックの歯を長く使用するための口腔ケアグッズ

セラミックの歯は、正しくメンテナンスを行えば10年以上使い続けることも可能です。そのためにも、適切な日々のケアと定期的なチェックが欠かせません。ここでは、セラミックの歯を長く使い続けるために重要なポイントを解説します。

毎日の丁寧な歯磨きとケア

天然歯と同様に、セラミックの歯もプラークがつくことで虫歯や歯周病の原因になることがあります。特に、被せ物の境目や歯ぐきとの接触部分には汚れがたまりやすいため、毎日の歯磨きを丁寧に行いましょう。

歯ブラシだけでなくデンタルフロスなども併用すると効果的です。また、歯科医院でブラッシング指導を受けることもできるので、自分の歯磨き方法を見直してみるのも良いでしょう。

歯ぎしりと食いしばりの対策

歯ぎしりや強い食いしばりの癖があると、セラミックにひびが入ったり割れたりするリスクが高まります。就寝中に無意識に力が加わることも多いため、必要であればナイトガードを使用しましょう。

日中の食いしばりの自覚がある場合は、姿勢やストレス管理にも注意すると良いでしょう。

定期的な歯科検診とメンテナンス

セラミックの歯は経年劣化しにくい素材ですが、歯ぐきの状態やかみ合わせの変化など、周りの歯や歯ぐきには変化が生じます。定期的に歯科医院で検診を受けることで、問題の早期発見や治療を受けられます。

大きなトラブルを未然に防ぐことで口内環境を清潔に保ち、結果的にセラミックを長持ちさせられます。3〜6ヶ月に1回の検診を目指しましょう。

硬すぎる食べ物や、日々の習慣に注意する

非常に硬い食べ物をかむことや、歯を使って袋を開けるといった行為には注意が必要です。このような行動はセラミックが割れる原因になることもあります。意識してできるだけ避けると良いでしょう。

まとめ

セラミック歯にかえ口元が美しくなった笑顔の女性

セラミックの歯は、自然な見た目と高い耐久性を兼ね備えた優れた治療で、費用は素材によって大きく異なります。自由診療のため費用がかかりますが、長期間使用できたり金属アレルギーをお持ちの方も安心して使用できたり、さまざまなメリットがあります。

セラミックは定期的な検診と日々の確実なケアを行えば、長期間使用することもできます。治療をお考えの方は一度歯科医院に相談してみてはいかがでしょうか。

セラミックの歯を検討されている方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。