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歯科コラム column

歯周病は予防がカギ!自分でできることと歯科医院ですること

歯科コラム2025/04/11

こんにちは。愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」です。

歯周病ケアについて説明する歯科医師

「歯周病予防のためにセルフでできることはなに?」「歯周病を予防するために歯科医院でプロがやってくれることとは?」と疑問を持つ患者さまもいるでしょう。現代社会において、歯周病は患者さまの口内健康に深刻な影響を与える疾患です。

歯ぐきの炎症が進行すると、全身の健康にも悪影響が及ぶため、毎日のブラッシングの徹底が欠かせません。また、自宅でのケアとクリニックでの専門的な予防措置も不可欠です。

本記事では、歯周病の原因や日常生活で実践できる予防法、歯科クリニックでの対策について分かりやすく解説します。ぜひご覧ください。

歯周病とは

歯科医院で歯周病について説明する様子

歯周病は、口内にある病原菌が引き金となり、歯と歯ぐきの境界部分である歯周ポケットに炎症が生じる感染症です。炎症が進むと、歯を支える骨(歯槽骨)が徐々に溶け、最終的には歯がぐらついて抜け落ちる危険性があります。

日々のブラッシングをはじめとした正しい口内ケアや、定期的な歯科医師の診察が、患者さまの健康な口内環境を維持するために欠かせません。

歯周病になる原因

歯周病の原因となるプラークが蓄積した歯茎

歯周病は、毎日のブラッシングで完全に取り除けなかった細菌の塊、プラークが原因です。プラークは歯と歯ぐきの境目に溜まり、細菌が活発に繁殖する環境を作り出します。

細菌の産生する毒素が歯ぐきに炎症を引き起こし、放置すれば歯を支える骨まで溶かす恐れがあるため、注意が必要です。

歯周病の原因となるプラークとは?

プラークは、歯の表面に付着する黄白色を帯びた粘着性の物質です。細菌が多く潜んでおり、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に蓄積されやすく、酸素が少ない環境で細菌が増殖します。

その結果、細菌が放出する有害な物質が歯ぐきに刺激を与え、炎症を誘発します。

歯周病の悪化を招く要因

歯周病の進行は、プラークだけでなくさまざまな要因の影響を受けます。歯周病の悪化を招く主な要因は、以下のとおりです。

生活習慣

ストレスの多い生活や喫煙は、口内環境のバランスを崩して細菌の繁殖を促進するため、歯周病を悪化させる要因です。これらの習慣は免疫力を下げることから、全身の健康にも影響を与えます。

糖尿病などの病状

糖尿病などの全身疾患で血糖値のコントロールが不十分な場合、歯ぐきの血流や免疫力が低下して細菌感染への抵抗力も低下します。そのため、患者さまが糖尿病を抱えている場合は、特に歯周病の予防や早期治療に努める必要があります。

妊娠中のホルモン変動

妊娠期間中は、女性ホルモンの急激な変化により、歯ぐきの血流が増加して炎症が起こりやすくなります。これにより、通常よりも歯周病が進行しやすい状況になるのです。

妊娠中の患者さまは、特に注意深いブラッシングと定期的な歯科クリニックでの検診が推奨されます。

唾液分泌量の低下

唾液には、口内の細菌を洗い流す自浄作用や、細菌の働きを抑える抗菌作用があります。唾液の分泌量が少なくなると、口内環境が悪化しやすいです。

唾液不足は、歯ぐきの健康を守る自然な防御機能を低下させ、歯周病のリスクを高めるため、日々のケアと生活習慣の見直しが必要です。

歯周病を予防するために自分でできること

歯周病予防に使用する口腔ケア用品

患者さまご自身でできる歯周病予防のポイントは、以下のとおりです。

正しいブラッシングの徹底

歯周病予防の基本は、毎食後と就寝前に正しいブラッシングを実施することです。適切な歯ブラシを使い、歯と歯ぐきの境目もしっかりと磨くようにすると、プラークの付着を防ぎ口内の清潔を保てます。

患者さまご自身が日々のケアを怠らないことが大切です。

補助グッズの活用で隅々までケア

ブラッシングだけでは届きにくい部分をカバーするため、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。これらのツールは、歯と歯ぐきの隙間に残った食べカスやプラークを除去し、口内環境を一層清潔に保ちます。

さらに、マウスウォッシュも取り入れると、細菌の増殖をより一層抑えることが期待できるため、積極的に活用してください。マウスウォッシュの中には、歯周病に効果がある成分入りのものもあります。

唾液分泌の促進で自然に防衛する

口内の自然な防衛機能として、唾液は非常に重要な役割を果たします。十分な唾液分泌により、細菌を洗い流してプラークの形成を抑制する効果が得られるのです。

水分をしっかり補給し、唾液が出やすくなるような食材を取り入れるなど、日常の生活習慣で唾液の分泌を促しましょう。

間食の見直しで清潔な口内を目指す

間食時に摂取する糖分や甘いお菓子は、口内にプラークが付着する原因となります。食事のタイミングを整え、糖分の少ないナッツ類などを選ぶことで、細菌のエサとなる糖分の摂取を抑えられるでしょう。

また、間食後には必ずブラッシングやうがいを行い、口内に残った食べかすを取り除くことが重要です。口内に食べものが長い時間残らないように注意してください。

生活習慣の改善で健康維持

バランスの良い食事と規則正しい生活は、口内だけでなく全身の健康にも影響します。糖分や脂質の過剰摂取を避け、野菜やカルシウム豊富な食品を取り入れることが、歯ぐきの健康を守る基本です。

また、たばこを控えると、細菌の繁殖を防ぎ健全な口内環境の維持につながります。

免疫力を向上させる

体の免疫力が高まると、口内の細菌に対する抵抗力も上がります。十分な睡眠、バランスのとれた食事、そしてストレスの軽減を心がけることで、免疫力が向上して歯周病の進行を防げるでしょう。

日々の生活習慣の改善が、健康な口内環境作りにとって不可欠な要素です。

歯周病を予防するために歯科医院ですること

歯周病予防のために歯科医院で使用する器具

 

歯周病予防のために歯科医院で行う対策は、以下のとおりです。

正しいブラッシング方法の指導

患者さま一人ひとりに合わせた正しいブラッシング方法を習得することは、歯周病予防において非常に重要です。自己流のブラッシングでは磨き残しが発生しやすく、歯と歯ぐきの隙間にプラークが付着して蓄積します。

歯科医院では、歯並びや口内の状態を確認し、効果的なブラッシング方法を具体的にアドバイスしてくれるでしょう。ブラッシング指導により、日常のケアで歯周病のリスクを大幅に低減できるため、健康な口内環境を維持するためにも定期的なチェックが推奨されます。

ブラッシングが正しくできると、虫歯の予防にもつながるのでぜひしっかり習得してください。

歯石の除去

普段のブラッシングだけでは取り切れない歯石は、プラークが石灰化して硬化したものです。歯石の表面はザラザラしており、新たな汚れや細菌が付着しやすくなります。

歯科医院で行う歯石除去は、これらの頑固な沈着物を徹底的に取り除くことで、歯ぐきの炎症を予防し、歯周病の進行を防ぐ効果があります。定期的なクリーニングによって、虫歯や歯周病のリスクが低くなるとともに口内の清潔さが維持されるでしょう。

専門的なPMTCで徹底的な歯面ケア

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は、専用の機械を使用して歯の表面に付着した汚れやプラークを細かく除去する専門的な清掃法です。ブラッシングでは取れない微細な汚れまで徹底的に落とせます。

そのため、細菌の繁殖を抑制して歯の再汚染を防ぐ効果が期待できます。定期的なPMTCの実施により、歯ぐきや歯の健康状態が改善され、将来的な歯周病の発症リスクも大幅に下げられるでしょう。

歯ぐきの健康状態のチェック

歯科医院では、歯周ポケットの深さや歯と歯ぐきの状態を詳しく調べ、歯周病の進行具合やリスクを評価します。専門家による定期的な検査により、早期に異常を発見して適切な対策を講じることが可能です。

これにより、個々の患者さまの口内状態に合わせた具体的な予防策や治療方針が提示され、健康な歯ぐきを維持するための有効なサポートが受けられます。

まとめ

歯周病ケアをして綺麗な歯茎を確認する女性

歯周病は、口内の病原菌が原因で歯と歯ぐきの間に炎症が生じる感染症です。プラークの蓄積や生活習慣の乱れにより、歯ぐきのダメージが進行し、歯槽骨が減少して歯が抜けるリスクがあります。

毎食後や就寝前の正しいブラッシング、補助具の利用が患者さまご自身でできる重要な予防策です。さらに、定期的な歯科医院での検診やクリーニングで、より一層清潔な口内を保てます。

また、早期発見と日々のケアに加え、生活習慣の改善や十分な睡眠、バランスの取れた食事で免疫力を高めることも、口内環境の維持に欠かせません。患者さまに合った方法を取り入れて、歯周病を予防しましょう。

歯周病の予防に興味がある方は、愛知県名古屋市名東区にある歯医者「西山歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、一般歯科や小児歯科、ホワイトニング、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひ参考にしてください。