ママ友を誘って行きたくなるカフェのような歯医者。名東区の西山歯科

ママ友を誘って行きたくなるカフェのような歯医者、名古屋市名東区の西山歯科

歯科コラム column

「うちの子歯並び大丈夫ですか?」 「私も歯並び悪いので心配ですがどうなりますか?」

歯科コラム2022/09/06

名東区の歯医者、西山歯科・院長、岩瀬です。

お子さんがいらっしゃるご家族の方は、我が子の歯並びはやはり気になる事が多いと思います。
なんでうちの子だけって悩まれたりしていませんか?
歯並びは色々な原因で悪くなる事がありますので、生活習慣でなにか該当する事があれば早い段階で悪習癖をなくしてあげましょう。

 

歯並びが悪くなる多くの原因は「悪い癖=悪習癖」であることが多いです。
皆さんのお子さんは大丈夫ですか?
歯並びが悪くなるのは遺伝だから仕方がない、とあきらめている方もいらっしゃるかもしれません。確かに骨格や歯の大きさなどは遺伝しますしますが、歯並びを悪くしている場合の原因の多くは普段の癖の影響も大きいことをご存知でしたか?

 

今回は歯並びを悪くしてしまう癖について確認していきましょう。

1.普段の行動の癖でも歯並びを悪くする原因になります

誰にでも癖はありますが、普段意識せずなにげなく行なっている動作が歯並びや骨格に影響することがあります。歯並びや顎の骨に影響を与えるような癖というのは、口周辺の癖ということになりますが、お子さん本人も、親御さんも特に問題と思わずに放置されがちです。その状態がずっと続いていくと、歯や顎の骨に継続的に力をかけ続けることになるため、確実に影響が出てしまうのです。

2.歯並びや骨格を悪くする要注意の癖

口腔悪習癖によって起こりうる弊害として、口腔周囲筋の不調和があります。

 

歯列の外側には口唇や頬、内側には舌があるため、いつも口唇が開いていたり、舌が歯列からはみ出ていたりすると筋肉からの圧力により歯が望ましくない方向に移動してしまいます。すなわち、お口周りの筋肉のバランスで歯列はきれいに並ぶのです。
大人になってからワイヤー矯正を行っても、このような悪習癖があると歯が元の位置に戻ってしまう後戻りが起こる可能性もあります。また成人してからのワイヤー矯正は抜歯矯正といって歯を抜いてから並べることもあります。金額も時間もかかりますし、もともとある健康な歯を抜くのはもったいなくありませんか?

 

口腔の機能が発達する幼少期から悪習癖を治し、正しい口腔機能を獲得することで大事な歯を抜かずに矯正することができるのです。
また歯並びが悪いと歯磨きが行き届きにくく、むし歯や歯周病のリスクが上がったり、かみ合わせが原因で顎関節症になったりと、様々な場所に影響を及ぼし、口呼吸はアレルギーやアトピー、ぜんそくの原因にもなると言われています。

 

そこで、当院ではプレオルソシステムを導入しており、マウスピースを使用した小児矯正を行っています。

プレオルソは永久歯に生え変わってからでは、1つ1つの歯に固定式の矯正装置をつけてワイヤーで歯を並べる、いわゆる「本格矯正」になりますが、小児(10歳ごろまで)の骨の柔らかい時期に始めることで効果が出やすい矯正方法です。80年以上も前から使われつづけている「機能的顎矯正装置」を新素材のマウスピースに改良した矯正方法です。

 

プレオルソは「咬みあわせ」と「歯ならび」を改善すると同時に、機能的な側面「口呼吸から鼻呼吸へ」を非常に重要と考えています。プレオルソを使って行う独特な機能的トレーニング法は、この「口呼吸から鼻呼吸へ」の改善を促します。 私たちは、この改善がお子さまの歯ならびだけでなく成長・発育にもとても大切だと考えています。

 

対象年齢はだいたい5歳から10歳頃(場合によっては、早期に開始すべきケースもあります)。日中1時間と就寝時に装置を装着し、舌の正しい位置、正しい鼻呼吸、正しい嚥下、口唇閉鎖の獲得を目的とした口腔機能のトレーニングを行います。

 

ワイヤー矯正とは違ってきちんと装置を装着しトレーニングをしなければ機能は改善しません。そのため矯正をするお子さん自身、また親御さんの協力がなくてはならないのです。

プレオルソ矯正を行うことで

1:間違った口腔習癖の改善
2:顎の発達や位置の改善
3:歯並びの改善
4:顔の骨格の発達

 

などが期待できます。もしなにか悪習癖があったり歯並びのことで気になることがありましたら 気軽にご相談ください。

 

歯並びや顎の骨格に影響を与える要注意の癖にはどんなものがあるのか、見ていきましょう。

①指しゃぶり

指しゃぶりが歯並びを悪くすることはよく知られていると思います。3歳くらいまでの小さな頃ならそう影響が出ることはありませんが、癖が治らず、ずっとやり続けていると顎の骨の成長に影響が出て、顎が変形することがあるので気をつけましょう。

 

具体的には、指しゃぶりを続けていることによって、出っ歯や前歯が噛み合わなくなる「開咬」という状態が起こりやすくなります。

②爪を噛む

爪を噛むという癖は多くの子供に見られます。子供だけでなく、大人でも珍しくありません。爪を噛むことによって、前歯が部分的に前に出てしまうことがあります。

③舌を突き出したりする

舌で歯を内側から外側に押したり、舌を上下の歯で挟んだりするような癖があると、出っ歯や開咬、受け口というような状態を招くことがあります。

④唇を噛む

唇、特に下唇を噛むお子さんは結構います。これが常習化すると、出っ歯や、下の歯の歯並びを悪くしてしまうことがあります。
また、上下の唇を上下の歯の間に巻き込むように中に入れる癖もあります。力のかかり具合によって、出っ歯や受け口を引き起こす原因になります。

⑤口呼吸

口呼吸は、本来鼻でする呼吸を口でするものです。鼻炎が原因になることが多いですが、鼻炎が治ったとしてもそのまま口で呼吸するのが癖になってしまう場合があります。
口呼吸になると、体がそれに適応し、口呼吸に適するような歯並び、骨格になっていきます。そのため、放置しておくと骨格の変形も起こってしまうため、大人になってから見た目を改善しようとしても、矯正治療だけでは対応できなくなり、かなり難しくなってしまいます。
口で呼吸をするようになると、口がポカンと開きっぱなしになりますので、もしお子さんの口が常に開いているようであれば口呼吸を疑った方が良いでしょう。

⑥ほおづえ

テレビを見ている時や、勉強をしている時などに頬杖をつく、ということは誰でもあるかもしれません。でもこれが癖になってしまっていると、力がかかる方向によっては顔が非対称になってしまったり、噛み合わせが深くなってしまったり、歯並びが横にずれてしまったりなど、非常に大きな悪影響が出てくる危険性があります。

 

これと同様に、いつも同じ側を下にして寝る、うつぶせ寝というようなものも、顎に異常な力をかけてしまい、顎の変形を起こすことがありますので注意が必要です。

3.悪い癖を見つけたら早期介入を

まずはお子さんが何かに集中している時などに、何かお口周辺の癖がないかをよく観察してみましょう。もし何らかの癖があるようであれば、早めに対処することで、歯並びを悪くせずにすることも可能です。

 

癖を見つけたらそれがよくないものであることをよく説明し、お子さんがそれを理解すれば癖がなくなることもあります。しかし、なかなか改善しない場合には、歯科で一度相談してみることをおすすめします。

 

歯並びに関しても、もし不正がある場合、早めの年齢で対処することで、簡単な矯正治療で治すことが可能になりますし、骨格の成長を正常に促すことも可能ですので、より健康的に矯正することができます。矯正治療の一環として、悪い癖なども改善していきますので、将来的に矯正後の後戻りを防ぎやすくもなります。

 

まずは一度当院にご相談ください。